岩手を代表する観光地・厳美渓の向かいには「サハラガラスパーク」なる、素晴らしい味わいのガラスショップがある。
楽天市場のセールトークばりに言うことがとにかくデカくって「日本一!」「世界一!」の張り紙だらけなのだ。
▲サハラガラスパーク
岩手県一ノ関の厳美渓は、国の天然記念物に指定されている雄大な渓谷。「かっこうだんご」と呼ばれる空飛ぶダンゴ屋さんなんかもある岩手を代表する観光地なのだ。
そんな厳美渓の斜向かいに、メルヘンチックな造形ながら、すすけた色味のソソるスポットがある。「サハラガラスパーク」と言って、貴重なガラス工芸を見学したり購入したりできるのだ。
門には「世界のガラス展示中」の文字が掲げられ、万国旗がなびいている。
まずお客さんを迎えてくれるのは、水中ステンドガラス噴水。夏場で水が蒸発したのだろうか、「水中ステンドガラス噴水」との触れ込みだが、配管さえも丸裸で、なにひとつ水中に隠れていなかった。
「待ち合わせや休憩にどうぞ」と用意されてるのが、なぜか樽。デカイ樽の中にテーブルがあり、心身ともに休める仕掛けだ。あれ?ガラスは??
ガラスショップ入口に置かれたカエル。写真を撮れば、無事カエルことが出来るそうだ。
珍スポあるあるなんだけど、珍スポオーナーってなぜかやたらとカエルのオブジェ置きたがるんだよな。狂気の居酒屋「かがや」も、大阪の最狂炉端焼き屋「栄ちゃん」も、エプロンの柄がカエルだったし。
ショップ内はガラス工芸が山ほど売られている。
敷地内に工房もあって、ガラス細工を作ってるとこを見学もできるよ。
●ガラスの小道をくぐろう!
サハラガラスパークにお越しのさいは、ぜひともくぐって頂きたいのがガラスの小道。四方をガラスで囲まれた全長100mほどの小道である。展示ケースには貴重なガラス工芸が飾られている。
ガラス製の野菜や
猫柄のガラスのツボや
バブルスライムなどの展示を眺め、優雅なひとときを味わおう。
●言うことがデカい!
ガラスの小道と並ぶ、もう1つのサハラガラスパークの見所は「言うことのデカさ」にある。ガラスパークのキャッチフレーズとか、ガラス細工の説明文が、楽天市場のセールストークばりに壮大なんだわ。
たとえば、写真の街灯をご覧いただくと、己を「東北のガラス拠点」と自称している。
サハラガラスパークのスケールは東北では収まりきらない。
こちらの看板では「日本一のガラスショップ」と規模が広がっているぞ。
だって、日本一のさかずきだって展示されてるしね。日本一を名乗ったって、なんの問題もないよね。
いや、サハラにとっては日本でさえ狭すぎる舞台。
世界に先駆け硝子彫刻
サハラは常に技で社会貢献
の精神で、世界に飛び出そうじゃあないか。
だって、世界一美しいヴェネチア人形もあるしね。
そう、これが世界一美しいヴェネチア人形さ。
未来の世界のサハラガラスに、こうご期待!
また逢える日を、またのお越しを~~。
■「サハラガラスパーク」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:一ノ関駅からバスで20分ぐらい
住所:岩手県一関市厳美町字滝の上263-1
電話番号:0191-29-2288
営業時間:9:00~18:00(12月~3月は17:00まで)
定休日:年末年始
予算:入場無料
関連サイト:公式サイト