
皿もフォームも使わない手づかみレストランが、新宿に出来たので早速行ってきた。
タレの絡んだシーフードを素手で食べる。慣れない作業の連続だ。

つい先日の10月10日、新宿にシーフードを手づかみで食べるレストランが出来たってことなんで、さっそく行ってまいりました。新宿東南口、すぐ隣のビルなんで1分もかからない。
タイ料理「マンゴツリー」や、自分で焼けるパンケーキ屋「スラッピーケークス」を手がけてる会社が母体なんだって。
ワンフロアぶち抜きで130名収容とフロアはけっこう広い。ビシッとスーツを決めた男性スタッフに、やたらと美人だらけの女性スタッフと、人員配置にやけに力が入ってる。

フロアのど真ん中に手洗い場があるのが特徴的。
石鹸も水も温風もセンサーで出てくる仕組みなので、汚れた手で蛇口を触らないですむ。
食前、食後の汚れた手を洗い流そう。

テーブルには白い紙が敷かれていて、1組終わったら紙だけ交換すれば良い。

テーブルのうえには皿もなければ、フォークもナイフも無い。
カニの殻割り機と、カニの身をほじくる棒があるだけ。

カニのヘアバンドをしてるお客さんがちょこちょこいたので、僕も借りてみた。
ディズニーランドですらこんなん付けたことないのに、まさか新宿でユーモアヘアバンド処女を失うとは。

注文を待っているとスタッフさんがやってきて、いきなり卓上にレモンとライムを盛りだした。

とくに説明は無いが、おそらくシーフードに汁を振るためだろう。

さて、お待ちかねのシーフードがビニール袋に入ってやってきたぞ!
ズワイガニや野菜がセットになった6500円のコンボバックだ。


なんの躊躇もなく、袋のなかのシーフードをテーブルに広げる。

▲コンボバック#1 6500円
本ズワイガニ、ムール貝、エビ、ポテト、コーン、人参、ソーセージが山を成している。1セットで2~3人前って分量。
ソースは3種類から選べて、今回は辛口のシグニチャーソースってやつ。具によく絡んで辛そうだ。

5人で来店したのだが、慣れない行為なだけになかなか手が伸びない一同。
「そ・・それじゃ、い・・いきます??」
と号令かけて、怖々とブツを掴みはじめる。ホカホカと温かい。

レモンを絞って

手づかみで食べる。

はじめは躊躇していた一同も、次第に要領を掴んできて、カニの身ほじりに専念。やっぱりカニ食うと無言になるね。

ま、こうなりますよね。
手を拭う紙は用意されてるので、僕はそれで随時拭って済ませてたけど、同行者は「やっぱ気になるわ~」と何度か手を洗いに行ってた。写真を撮ろうにも撮るのが著しく難しい状況だ。

汚れた手でジョッキを持たずにすむよう、アルコールにもストローが刺してある。

▲ソフトドリンクのデキャンタ 2000円
ソフトドリンクのデキャンタはバケツみたいなサイズで、グラス4~5杯分。巨大な器にドリンクを入れる「喫茶OB」を彷彿とさせる。

慣れない作業に悪戦苦闘していると、突如はじまるダンスタイム。
音楽にあわせ、ついさきほどまでホールをしていた女性たちが踊りだす。フーターズ的なノリを目指しているのだろうか。プロのダンサーというわけじゃなくって、スタッフさんの自主練だとか。ぎこちなさの残る動きが、人によっては逆にソソるのでは。
ほとんどのお客さんが横目でチラッと一瞥くれるだけで、淡々と食事を続ける。状況が状況なので、手拍子もしづらいし、はじめての手づかみ飯に神経を集中させてるしで、ダンスどころじゃないってのが本音だろう。5分たったら何事もなかったように、静かにダンスは終了した。

▲ガーリックヌードル 500円×3つ
シーフードを食べ終えたところで、ガーリック味のついた麺を3人前ドーンと落とす。

で、かき混ぜる。
さすがに麺はハシを使って食べるみたい。
残飯感溢れるビジュアルだが、まあ、普通に旨い。

▲シーフードガンボスープ 800円

▲フレッシュフルーツ&グラニテ 400円
さすがにスープやジェラートはテーブル直置きってわけじゃないんだね。
アクセスもいいし、入りやすい雰囲気なんで話しのネタに行ってみるといいかも。ただし白い服は着てかないほうがいいっすよ、ソース付いちゃうんで。
■「ダンシングクラブ」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:新宿駅から徒歩1分
住所:東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビル2F
電話番号:03-6380-5151
営業時間:11:30-15:30、17:00-23:30
定休日:なし
予算:3000円~4000円ぐらい
関連サイト:食べログ/公式サイト