青森駅前の「帆立小屋」で、ホタテ釣りに挑戦してきた。
3分間で釣れた分だけ、寿司や刺身で食べられるのだ。
うまいほたてが採れる青森のむつ湾。
青森駅前の「帆立小屋」は、そんなうめえホタテを好きなだけ食べられるお店なのだ
ただし、1つ条件がある。
おのれで釣る必要があるのだ。
1回500円、3分間で釣れた分だけ食べられる。最高記録はなんと13枚。万が一、1つも釣れなくっても、最低保証2個は食えるぞ。
ま、ほんとだったら、自力で狩りもできねえような軟弱野郎に、ホタテを食う権利なんてないけどな!!
地酒3種飲み比べなんてのもあるけど、こちとらマジで殺りにきている身。肉体のキレと集中力を、酔いで鈍らせるわけにゃあいかねえ。
釣ったホタテは
一:寿司にする
二:そのまんま刺身で食う
三:焼いて食う
の3択から選べるそうだ。
やっぱ、江戸っ子なら寿司っしょ。
釣って釣って釣りまくって、小僧ずしチェーンのライバルになるぐらい、ホタテ寿司をこしらえてやる。
こいつが本日の狩場。
開いてるホタテの口に針をひっかけ、クイクイッと刺激をあたえると、口が閉じる。その瞬間引き上げれば、いっちょあがりというわけだ。
活きがよく動きまわっているのが狙い目。口を固くとざして、微動だにしてない個体はスルーしよう。
「これっぽちしかいなけりゃ、1分で釣り尽くしちまうんじゃねえか」と不安を抱きながら、3分のエンペラータイムがスタートした。愚かなホタテどもに食物連鎖の頂点にたつのは誰か知らしめてやる。
写真をご覧いただこう。
貝の下部分に針が引っかかっている。
これでは全然ダメ。上貝と下貝のあいだに針をすべり込ませなければいけない。
今度はうまくくわえ込んだように見えるが、これも失敗例。
3つあるカギ針のうち2つくわえさせなければ、引き上げるさいにスルリと抜けてしまうのだ。
というわけで3分終了。
何個釣れたかの結果はさておき、この美味しそうなホタテを見てください。まず1つ目の貝は、当初の目論見どおり、寿司にしてもらった。さきほどまで生きてたとあって、鮮度は文句なし。肉厚だがさっぱりとしている。
もう1つは焼きにしてみた。
両面焼いて、醤油をたらしていただく。
醤油の香ばしい匂いが食欲をそそる。滲みでた貝汁も、すすると旨めえんだ。
という具合に、たとえ1個も釣れなかったとしても、大きいホタテが2個も食べられるので大満足だ。
なにも過剰な狩りをして、必要以上に生物の命を絶やすこともない。私は最低保証の2つで充分なのである。
■「帆立小屋」の情報■
オススメ度:★★☆☆☆
アクセス: 青森駅から徒歩1分
住所: 青森県青森市安方1丁目3-2 青森ビル1階
電話番号:017-752-9454
営業時間:10:00~22:00
定休日:12月31日、1月1日
予算:帆立釣り500円
関連サイト:公式サイト