
栃木県・鬼怒川の温泉施設「仁王尊プラザ」には、屋形船露天風呂なる世にも珍しい風呂がある。
鬼怒川ライン下りで実際につかわれていた遊覧船を、そのまんま湯船に転用してるんだな。

「冬だし、寒いし、温泉でもいこう」と鬼怒川に行ってきた。
特に行く先も決めず、とりあえず向かったんだけど、いやあ、鬼怒川さびれること枯れ山のごとしですわ。年末の長期連休中だってのに、それほど人影もなくって、かなり寂しい雰囲気。
もーどこでもいいかと、なんとなく入った「仁王尊プラザ」の温泉がなかなか当たりだったんですわ。仁王尊プラザは鬼怒川の小佐越駅ほど近くの宿泊&日帰り温泉の施設ね。

仁王尊がルーレットマンみたいにぐるぐる回っております。いまにも「大丈夫だぁ~」って言いそうだ。

庭に仁王門もあるんだけど、これが手作り感溢れるなかなかいい仁王なんだな。



妙に身体が薄べったいし、乳輪→乳首と2段階にたっております。
●なんと!ぬり絵コーナーも完備!

卓球台も1台ある。横っちょのパチスロは電源入ってなかったけどね。

こちらは「休憩室兼ぬり絵コーナー」だ。

ぬり絵を標準装備している温泉施設なんて、はじめて見たよ。まあ、塗れるのはドラえもんかオリジナルキャラの2択だけどね。
上手く塗れた作品はロッカーに貼ってもらえるみたい。

1台こっきりのパソコンコーナーもあるぞ。
インターネットに繋がるかは不明。

お土産コーナーでは『2052円均一』というむちゃくちゃ中途半端な価格で均一されていた。

▲危険すぎる動きロバータ
『危険すぎる動き』という名キャッチコピーがつけられた玩具、ロバータ。
その危ない動きをたっぷり鑑賞したかったのだが、どこを押して触っても、ピクリとも動かなかった。
「危険すぎる動き、それは停止である」という人生訓だろうか。
●屋形船露天風呂に浸かろう!

▲露天岩風呂
館内施設チェックはほどほどに切り上げ、温泉に入ろうじゃないですか。それが目的なんでね。
仁王尊プラザには内風呂と2つの露天風呂、冬季は入れないけど1つ混浴風呂もあるよ。まあ混浴っていっても、水着か湯浴みをかならず着なきゃなんないけどね。
関東随一のアルカリ性泉で、石鹸水とためを張るレベルらしい。浴室の入り口を開けたとたんに、硫黄の匂いがぷーんと漂ってきた。

▲屋形船露天風呂
仁王尊プラザの最大のポイントは、これ!屋形船露天風呂!
鬼怒川ライン下りで実際につかわれていた遊覧船を改造して、湯をはってるの。珍しいし、雰囲気あるね。

備えつけの三度笠をかぶってお湯に浸かれば、船頭気分にひたれるぞ。
お湯は相当ぬるめなので、長時間入ってられる。長風呂したい派の私は、好みの温度だ。
柵のむこうは鬼怒川が流れてるから、タイミングがいいとライン下りしてる船を上から見下ろすことも出来るんだな。

船の先っぽに体をスッポリおさめれば、1時間でも2時間でも浸かってられますわ。
いや~、なかなか面白い温泉にあたって、満足でございました。
■「仁王尊プラザ」の情報■
オススメ度:★★★★☆
アクセス:東武鉄道「小佐越駅」から徒歩12分
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原371-1
電話番号:0288-76-2721
営業時間:日帰り入浴9:00~21:00 (最終受付20:00)
定休日:特になし
予算:入浴700円
関連サイト:公式サイト
ダイビング用の船が出る小さな港で、
ダイバーが身体を温める用に、陸に揚げた大きなFRP船に温泉を張り
ウエットスーツを着たままの人たちが浸かってるのを見かけた
のを思い出しました