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毎年、文化の日に開かれる府中刑務所文化で、リアルの臭い飯を食ってまいりました。
 

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▲北府中駅から高い塀にそって、正門へと歩く

毎年、文化の日(11月3日)に開催される「府中刑務所文化祭」に行ってまいりました。
なんで今頃、2ヶ月前のイベントを記事にすんだよ、遅いよとお思いでしょう。違います、1年2ヶ月前に行った府中刑務所文化祭のレポです。そうです、2013年度のものです。

日本最大の刑務所を見学できるチャンスとあって、10時の開園を前に、入り口には長蛇の列ができている。
実話マドマックスや実話ナックルズを熟読してるような受刑者フェチばかりが来るのだろう、パチンコ開店前の行列に近い客層だろう、と鷹をくくっていたのですが、カップルや家族連れなどが多く、案外爽やかな雰囲気だ。



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普段は閉ざされている門が開放されている。



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正門はこのとおりの賑わい。
時間が経つごとにどんどん混んでいった。



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メインストリートの両脇には、刑務所職員の住まいがある。敷地内にあるんだね。
団地のようなデカい建物が10個はあったかな。



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パトカーや白バイに乗って、記念撮影ができるぞ。横にはぴったり警察官がいるけどね。



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広場ではバザーも開催。刑務所内で作った工芸品や革製品なんかが売られていた。



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今にも溶けてしまいそうなゾウが描かれたらくがき帳も売られていた。
いや、アリクイかな。



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体育館では木工家具も売ってたんだけど・・



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扉に貼られていたのが、バイキンマンとドキンちゃん。
あえてヒールだけを貼るのは、なにか意味があるのだろうか。




プリズンアドベンチャーツアーに参加しよう!

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刑務所職員バンド「デビルズ」によるライブ、刑務所特製コッペパン販売など、そそるプログラムだらけなのだが、なんといっても1番人気はプリズンアドベンチャーツアー。40分ほどかけて、所内の工場や風呂場を見て回るツアーだ。
プーさんのハニーハントばりの大行列で90分待ち。



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開かれた扉のなかにワラワラとなだれ込む人々。
まずはバスに乗って、刑務所の建物まで行き、そこからは職員さんがガイドをしつつ案内してくれる。



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所内は撮影禁止。氏名・住所を書く必要があるぞ。
「汚れていると受刑者の気持ちが荒れる」ということもあり、意外なことに所内は清潔そのもの。仕事の細かい寿司屋のごとく、チリ1つ落ちていない。植物もたくさん植えられていて、明るい空気だ。

 



臭い飯を食おう! 

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もう1つの目玉プログラムが「堀の内側食事体験」だ。
職員用の食堂で、なんと実際の臭い飯が食えるのだ。



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数百食限定なので、入るやいなやすぐさま最後尾につく。12時前には、もう売り切れになってたかな。
年によってメニューは違うみたいなんだけど、この時は「麦飯ビーフカレー」と「麦飯プルコギ定食」の2種類から選べた。どちらも500円。
 


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こちらが、麦飯プルコギ定食。ぜんぜん臭くなく、むしろ良い匂いだ。
焼肉、味噌汁、麦飯、ごぼうサラダ、ヨーグルトとバランスのとれたセットである。 
肉もご飯もたっぷり盛られているので、けっこうお腹いっぱいになるぞ。



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味噌汁は角切りのニンジンだ。



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こちらは麦飯ビーフカレー。もちろん臭くない。臭いどころか、普段の私のご飯より充実している。
どうやら、昔の麦は独特の臭いが残っていて『くさい飯』と揶揄されていたけど、いまは技術が進歩して、ぜんぜんそんなこたあないみたい。
所内はキレイで、飯も美味い。禁固刑なら2年ぐらいぶち込まれても平気かも、と思った次第であります。