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富山県立山町にある「まんだら遊苑」は、公営の地獄テーマパークだ。
地獄エリア、天国エリア、2つを繋ぐ陽の道、の3つのゾーンに分かれているよ。
 

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「伊豆極楽苑」やら「ハニべ岩窟院」やら、地獄を再現したテーマパークは各地にある。針山地獄だの焦熱地獄だのと世界観がきっちり構築されてるし、奪衣婆を筆頭に登場人物もキャラが立ってるからね。地獄にハマるとずぶずぶ魅了されちゃうよね。
富山県立山町にある「まんだら遊苑」は、数ある地獄テーマパークのなかでも珍しい”公営の地獄”なのだ。都心部ではありえないほど広大な敷地に、存分に地獄が表現されてるぞ。
車を運転できないもんで、地方だろうがなんだろうが電車とバスで移動するんだけど、ここは到達するの結構しんどかったわ。最寄駅から歩いていける距離だけど、山の途中にあるから、軽い登山感覚だった。



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まんだら遊苑に向かう途上、クマと対決する人間のオブジェがあった。はっけよいのポーズをしてたけど、相撲を取る気なのか。



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▲まんだら遊苑の地獄エリア

まんだら遊苑は地獄ゾーン、天国ゾーン、2つを繋ぐ陽の道の3つのエリアに分かれている。
こちらは「地獄エリア」のほんの一部。
なんかよその地獄テーマパークとはまるっきり違う、こざっぱりとした明るい雰囲気だ。



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こいつは餓鬼の針山ね。なんだかスタイリッシュ。



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トイレのピクトグラムは餓鬼だよ。
まぁ、「伊豆極楽苑」だと餓鬼界の説明書きに「糞と尿が主食」って書いてあったからね。



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こちらは血の池。。
石がゴロゴロ転がってるのは、餓鬼どもが足元からちょっかいをだしてるイメージなんだって。



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こんなかが地獄ゾーン。取っ手が金棒だ。
なかは念仏のような音楽が流れ、お香みたいな匂いがする。



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幅50cmぐらいの狭い通路を歩く。焦熱地獄なのかな。



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地獄にかかっているという「精霊橋」。
八寒地獄を表現していて、足元はガラス張りだ。かなり高いとこに設置されてるので、けっこう怖いよ。寒さに震わせ、風で吹き飛ばすという地獄だとか。



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橋の先っぽには、「救済の鐘」がある。叩けば現世に復帰できるそうだが、叩いたあとも同じ橋を渡って戻るんだけどね。



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井戸に向けて叫ぶと、万華鏡のように底の模様がモアモアと動く。その模様が「己の罪業」だそうだ。
私が覗くとクリボーみたいな丸っこいのが沢山こちらを見つめていたので、マリオのやり過ぎも罪なのだなあと自覚した。



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これは、地獄の臭いがする穴。
なんかハーブのような柑橘系のような爽やかな香り。地獄って、いい女みたいな匂いがするんだな。知らなかった。



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地獄と天国を結ぶ「陽の道」は、緑豊かな広場だ。
とにかく敷地が妙に広いから、この広場を渡りきるだけで5分以上かかる。
天国エリアは写真を撮ってないんだけど、ネットが張り巡らされたアスレチックゾーンや、でっけえプラネタリウムみたいな球状の部屋であいまいなイメージ画像を見せられたりと、かなり手がこんでいた。



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天国ゾーンを抜けると、最後に「闇の道」がある。現世へ回帰する道、なんだって。腸のようにグネグネした、真っ暗闇の管のなかを、手探りでたどっていく。ゴールで排出されれば、終了だ。








「まんだら遊苑」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:立山線「本宮駅」から徒歩25分
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺古屋敷15
電話番号:076-481-1335
営業時間:9:30~17:00
定休日:月曜日、祝日の翌日、年末年始
予算:400円
関連サイト:公式サイト