井之頭公園からちょいと外れた閑静な住宅街に「糸きりだんご喫茶室」はある。
スピリチュアルな世界にどっぷりハマった女主人が、生まれ変わりや魂の話しを語りまくってくれるぞ。
サイト読者から「独特のムードな喫茶店ですよ!」との情報をいただきまして、吉祥寺の『糸きりだんご喫茶室』に行ってまいりました。
吉祥寺駅から歩いて12分ほど、井之頭公園をこえたあたりにありますわ。
周囲にその他の商店は全くない。行き交う人々も住民ばかりで、駅前の喧騒が嘘みたいな住宅街だ。
そんな閑静な住宅街に、「糸きりだんご喫茶室」と手書き看板がかかってるのね。
パッと見は店っぽくなく、田舎の小さな診療所って感じ。
周りのマンションやアパートとは異質な存在感をはなっていて、ここだけファンタジーの世界みたい。
入口の横に、やけにたくさん張り紙がしてある。
メニューや営業時間にまじって「魂(霊体)は死後も存在しつづけます」「”自分を知るための研究”が一生の仕事になります」などとスピリチュアルな主張が描かれている。
メニュー表の一番下にも
「ご希望のお客様に無料鑑定を行っております。いままで知らなかった、もう一人の自分に出会ってみませんか?」
とそそる文言が添えられてるからね。
ぜひとも、もう1人の自分に出会ってみたいものだ。
大きなテーブルが1つと、2人席が2つとこじんまりとしている。
壁は黒く塗られ、テーブルクロスやカーテンなど全体的にレトロなテイストで揃っている。ちょっと薄暗い店内に、かわいいデザインの窓から光が射しこんで、雰囲気があるんだな。
▲サイコロをチラシの重しにしていた
樹木希林にほんのり似ている女主人がやってきて
「いらっしゃいませ。なにで知ったの?」
と尋ねてきた。
「ネットで記事を読みまして・・」と答えると
「ま!じゃあ、うちのこと知ってるのね。話しが早い!嬉しい!」と喜んでいた。
「話しが早いって何のことだろうな~」と思いつつ注文を済ませると、「あなたたち、前世を信じてる?」ととつぜん急角度の変化球をぶっこんできた。
いきなりの質問に「え?ええ、まぁ、信じてるといえば信じてます」と曖昧に答えたら「20年前にとんでもない体験をしましてね。あとで話して上げますね」と厨房に引っ込んでいった。
「いらっしゃいませ。なにで知ったの?」
と尋ねてきた。
「ネットで記事を読みまして・・」と答えると
「ま!じゃあ、うちのこと知ってるのね。話しが早い!嬉しい!」と喜んでいた。
「話しが早いって何のことだろうな~」と思いつつ注文を済ませると、「あなたたち、前世を信じてる?」ととつぜん急角度の変化球をぶっこんできた。
いきなりの質問に「え?ええ、まぁ、信じてるといえば信じてます」と曖昧に答えたら「20年前にとんでもない体験をしましてね。あとで話して上げますね」と厨房に引っ込んでいった。
「1人で作るので、ちょっと時間かかるんですよ。その間にこれでもお読みください」
と『死ぬ間近に見る風景』なる記事を置いていき
名前と生年月日を書いたら
占い結果と
みかんを持ってきてくれた。
入店してものの5分。怒涛の勢いで、もう一人の自分を知らせてくれようとしている。
●糸きりだんごを食べながら、死後の話しを聞こう!
▲糸きりだんご9個+抹茶 1100円
▲糸きりだんご4つ+抹茶 700円
待つこと20分。糸きりだんごが出てきた。
つつみ型のおだんごで、あんこ・白あん・ゴマ・きなこの4種類。
蒸して→練ってを10日間繰り返すそうで、いままで食べてきた団子とはまるで別種の食べごたえ。口にいれた途端に溶けてしまう。赤あん団子なんて、アンコなんだかダンゴなんだか区別つかないくらい一体化してるからね。むちゃくちゃ柔らかくって泡みたい。驚くよ、こりゃ。
つつみ型のおだんごで、あんこ・白あん・ゴマ・きなこの4種類。
蒸して→練ってを10日間繰り返すそうで、いままで食べてきた団子とはまるで別種の食べごたえ。口にいれた途端に溶けてしまう。赤あん団子なんて、アンコなんだかダンゴなんだか区別つかないくらい一体化してるからね。むちゃくちゃ柔らかくって泡みたい。驚くよ、こりゃ。
「それじゃあ、話しをはじめよっか」と、糸きりだんごをつまみながら、女主人のスピリチュアルなお話しが開始する。
要約すると
●20年前、母が植物状態になった。それ以降、母は霊が見えるようになり、亡くなった父がよく見舞いにきていた。
●十数人の霊が病室にやってきて、母を経由して、やりとりをした
●この体験以降、スピリチュアルの世界にどっぷりハマる。お客さんと霊体験を語り合うようになった。
とのこと。
店を20年間やってるなかで、自由自在に幽体離脱できる人も20名ほどいたそうだ。
6歳ぐらいまでのちびっ子がやってくると必ず「前世覚えてる?」と尋ねるそうだ。いままで40人に聞いて8人が前世を覚えていたとか。
「前世ありの考え方を受け入れる」「努力をすれば5~10年で自分は変わる」といった人生訓を止まらぬマシンガントークで語るうち、窓の外は薄暗くなり、閉店時間の17時になっていた。計1時間30分ほど話しを聞いていた。
最後にほうに「フランスのデモなど、全ての事件を起こしている存在がいる」といった陰謀論に話しがシフトしていきかけたが、あまりにも長くなりそうなので、深くツッコまずに切り上げた。
2000円払えば、こういう話しを永遠4時間話してくれる『語りばライブコース』もあるそうだよ。
■「糸きりだんご喫茶室ミカワ」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:吉祥寺駅から徒歩12分
住所:東京都三鷹市井の頭4-9-22
電話番号:0422-47-2672
営業時間:12:00~17:00
定休日:火曜・水曜
予算:糸きりだんごと抹茶700円
関連サイト:公式サイト