
ルーブル美術館の姉妹館が、日本にあるのをご存知だろうか?
三重県津市の片田舎、田んぼだらけのエリアにいきなりサモトラケのニケやミロのビーナスが姿を現すのだ。

三重県津市の片田舎。
あるのは田んぼと山ばかりの自然豊かな道を歩いていると、なにやら白くて巨大なオブジェが見えてきた。
地方企業にありがちな創業社長の像かなにかかと、近づいてみると・・・

え?
あれ??

サモトラケのニケに、ヴィーナスに、自由の女神じゃないですか!
足元には
「ルーブル彫刻美術館→」
と書かれた標識が立っている。
じつはこの美術館、パリにある「ルーブル美術館」の正真正銘ガチンコの姉妹美術館なのだ!
日本に居ながら”パリのルーブル美術館”の本物の雰囲気を多くの人々に味わって欲しい、 そんな願いで建てられました。
とのこと。
すべて実物から直接型を取ったレプリカで、1300点ほど展示されているのだ。
隣にある大観音寺が運営元のため、こんな辺鄙な場所に建てられてるようだ。

入口の両サイドにも阿吽よろしく、ミロのビーナスとサモトラケのニケが立ってるんだけど

これがまぁ超でっけえの!
私と比較すると、その巨大さが分かるでしょ。本物の何倍あるんだよ、これ。まさしくGANTZの世界だわ。



それほど美術に詳しくなくても、教科書なりで見覚えのある有名作品ばっかり。
じっくり見てったら、余裕で2時間3時間経っちゃうね。

ロゼッタストーンもあれば

ハンムラビ法典もあるし

ナポレオンのデスマスクまであるからね。

館の中央に巨大な千手観音が鎮座していて、その手前には「絵筆塔」なる柱が立っている。

藤子不二雄などそうそうたるマンガ家たちのイラストが刻まれている。

千手観音の後ろに自由の女神がいるあたりが、和洋折衷という感じでいい。
●大観音寺で金運をグングンあげよう!

ルーブル彫刻美術館を見終わったら、隣の大観音寺も要チェック。こっちのお寺のほうにもオブジェがたくさんあるんだけど、ちょいと変ちくりんな感じなんだな。

いきなりカエルのオーケストラだかんね。

お宝蛙というそうだ。
商売繁盛、金運招来など10もの望みを叶えてくれるのだ。

客や金を抱きこむ霊木もあるよ。石しか抱き込んでないように見えるけどね。

蛙だけじゃなくって、猫もオーケストラを組んでいる。

金運招き猫だそうだ。金にまつわるオブジェばっかりだな。


金ピカに光輝く観音様もいるよ、

慈母観音の足元にはたくさんの子どもたちがいる。

リュックを背負ってる子もいた。

がん封じの神獣白澤は、体にも目があるね。

カラオケ観音なるご当地キティー的なノリの観音さまもいる。

池にはカッパの楽団も。
カエル、猫、カッパと3楽団もいますわ。
■「ルーブル彫刻美術館」の情報■
オススメ度:★★★★☆
アクセス:榊原温泉口駅から徒歩10分
住所:三重県津市白山町佐田1957
電話番号:059-262-111
営業時間:9:30~17:00
定休日:なし
予算:入場料1500円
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