青森県の「蕪島ウミネコ繁殖地」でかっぱえびせんをあげてきた。
マジな眼差しで襲いくるウミネコらに、えびせんをあげる作業はむちゃくちゃスリリングだぞ!!
2年前に日本一周珍スポ巡りの旅で立ち寄って以来、青森県の「蕪島ウミネコ繁殖地」はすっかりお気に入りの場所だ。小さな島に3万匹のウミネコが跋扈してるさまは、「猿の惑星」もしくはヒッチコックの「鳥」を彷彿とさせる。
「蕪島ウミネコ繁殖地」に向かうため、八戸線に乗ろうとしたら・・・
駅前に停まっていたトラックが、ウミネコに占拠されていた。
繁殖地から2個隣の駅にして、すでにこれだけのウミネコがいるってんだから、本丸たる蕪島の凄まじさがうかがいしれるだろう。
●3万匹のウミネコに圧倒されろ!!
ウミネコ繁殖地は八戸線鮫駅にあって、↑の顔出しパネルはライオンズクラブが寄贈したもの。ウミネコ、鮫、ライオンと動物まみれの駅なのだ。
小学生が描いた蕪島のポスターが飾られている。
「ウミネコで全面埋まってるじゃねえか。子どもならではのデフォルメだろ」とお思いでしょう。
デフォルメじゃ・・
ないんです!!
マジで島中、ウミネコだらけ。足の踏み場もないぐらいウミネコで溢れかえっているのです。島に近づくと3万匹分のミャーーミャーーっという鳴き声が響き渡り、会話の音量も自然と大きくなる。
地面はフンによって驚きの白さ。遠目には鳥なんだが糞なんだか判別できないよ。
フンをひっかけられないように、傘をさして見学するのがここの流儀だ。
蕪島はぐるっと一周しても10分ほどの小さな島。
もともとは離島だったのだが、戦時中に通路を埋め立てて、いまは陸続きになっている。なんでも戦時中はこの島の内部を軍事基地として使っていたんだって。特攻用の船を島のなかに隠してたそうだ。
ウミネコ繁殖地は全国に約10ヵ所あるけど、ほとんどが断崖絶壁か離島。近寄って観察可能なのはここ蕪島だけなんだな。
くちばしを引っ張って喧嘩してる奴もいた。
●かっぱえびせんを与えよう!
蕪島の目の前には、休憩所があるよ。2015年4月に完成したばかりのキレイな施設だ。
スタッフさんと話しをしていると「ウミネコたちにかっぱえびせんあげるの面白いですよ!何回やっても飽きません!!」とおススメされ、売店で購入してみた。2年前に来たときにはこんな施設無かったから、かっぱえびせんチャレンジははじめてだ。
えびせんの袋を見せつけるだけで、まぁ、ウミネコが寄ってくるわ寄ってくるわ。
たった120円でウミネコどもの視線を釘づけだ。水戸黄門の印籠気分を味わえる。
いやいや、鋭いまなざしで見過ぎだから。
海外でこんなガチな連中に囲まれたら、黙ってサイフを差しだすレベルだ。
袋を開いたとたん、黙って見つめるだけだったウミネコたちが飛びかかってきた!
やめられない!
とまらない!!
やめられない!
とまらない!!
カルビー!
かっぱえびせん!!!
というわけで、友人がフンをひっかけられた。僕じゃなくて、良かった。
ウミネコ繁殖地にある蕪島神社で、ウミネコにフンをつけられたことを申告すると
会ウン証明書がもらえるのだ。
弁天様のお使いたるウミネコから運を授かったってわけね。今年478人目だったみたい。
ウミネコが蕪島にいるのは8月半ばぐらいまで!急げ!!
■「蕪島ウミネコ繁殖地」の情報■
オススメ度:★★★★★
アクセス:八戸線「鮫駅」から徒歩10分
住所:八戸市鮫町字鮫
電話番号:-
営業時間:-
定休日:-
予算:-
関連サイト:2013年に訪ねたさいの記事
青森は愛すべき珍スポのメッカですね。