
青森県八戸にある「八食センター」は、市場で買った新鮮な魚介類を、その場ですぐに炭火で焼いて食えるスポットだ!とにかくもう、うめえのなんの。特にギンダラとイカが腰抜けるほどウマかった!
腹が破裂するほど食いに食って1人頭1400円というコスパも半端じゃあない。

▲青森県八戸市の最強うまうまグルメ施設「八食センター」である!!
つい先日、6月末に3泊4日で青森県に行ってまいりました。
食べました。それはもう、新鮮な海産物を食べて食べて食べまくりました。
青森駅でホタテも食べた、下北駅で刺身も食べた。
さすが青森、どこで食っても旨いのなんので満足満腹な最終日に立ち寄ったのが、八戸市にある「八食センター」だ。
結論から言うと、ここの海産物、マジでやばいぐらいウマ過ぎちゃんだったのである!ウマすぎちゃん、ワイルドだろだったのである!!
この施設には海産物市場が何十軒も入ってて、そのすぐ横には七輪で炭火焼にできるスペースがあるんだな。
あっちゃこっちゃ青森を巡って食べ歩いたけど、八食センターで焼いて食ったイカとギンダラが最高すぎた。

いかがだろう。壁にかかったイラストを見ただけで、よだれが出てくるでしょう?
永劫時間は上記の通りだが、七輪で焼けるのは10:00~17:00みたいだね。

入り口は、自動の回転扉。一流アスリートがごとき勢いのあるイラストに、駆け込み禁止の警告あり。旨いものを目の前にして、焦る気持ちは重々承知だが、ゆったり鷹揚に構えよう。

館内には海産物のお店のみならず、青果や惣菜の店がびっしり。170mのメインストリートに60軒もの店舗が軒をつらねているのだ。




ホタテに、タコに、サザエに、カニに・・・。流し見するだにウマげな食材ばかり。
もちろんお持ち帰りも出来るのだけれど、観光客なら断然おススメなのが、その場で食べていっちゃうこと!

▲七輪で焼いて食べるスペースがある
市場のすぐ横っちょに、七輪で焼いてその場で食べられちゃうスペースがあるんだな。やっぱり海のものは鮮度が高いうちにぺろっといただいちゃうのが最高ですから!
1人300円を払えば七輪を2時間レンタル出来る。ご飯も注文できるし、キンキンに冷えたビールだって用意してるよ。

さっそく戦利品を広げて炭火焼きパーティーのスタートだ!
3人で行ったので、いろいろ買って食べわけられるのが嬉しいね。

▲イカ7ハイ 500円
まずはイカ。
味つけしてあるおっきなイカが7ハイ入って、たったの500円。お安いことこの上なし。

じゃんじゃん乗っけていく。

一緒に買ったギンダラも投入だ。

▲ギンダラ3切れで700円
このギンダラが後ほど、我々に驚天動地の衝撃を与える。

刺身でも食えるような鮮度なので、2~3分ほどちゃっちゃと裏表を炙って、さっそくイカにかぶりつく。
これがもうね、今まで食った焼きイカのなかで、断トツ1番うめえの!
見てのとおり、なんてこたあない焼きイカですよ。特筆すべきビジュアルをしてませんわ。でもね、ひと噛みして確信するんだわ、「ああこれはダンチだな」って。
ダンチって何って?そりゃ段違いの略ですよ!
第1に柔らかさがダンチ。ひと噛みふた噛みで、もうほぐれちゃってますから。イカってこんなに柔らかいの??

「うまい・・・うまい・・・」とイカを貪っていたら、ギンダラの切り身もこんがり焼けて、身が白くなっていた。
香ばしい匂いを漂わせるそいつを口に放り込む。
あれ?
俺、いま、口にいれたの、ギンダラだよね?
え?え?
うま・・・
うまうま・・・
うま過ぎる!!!
そして、腰が抜けました。
ええ、腰が抜けたんです。
なんなの、このギンダラは。
ウマい!ウマ過ぎの頂点!!ウマレスト!!!(「旨みのエベレスト」という意味)
口にいれた瞬間、溶けてなくなる繊細さ。
擬音にすれば、ホフホフシュワッ。
タラの身をホフホフしてたら、いつの間にかシュワッと消えてるというイリュージョン。
んでもって、脂が乗りまくってるから、むっちゃくちゃ甘いのね。こんなにうま過ぎたら、生存競争上、すげえ損してるだろ。
いやー、とにかく旨かった、このギンダラのためだけでも八戸に来る甲斐あるわ。

▲カレイ 700円
イカとギンダラの異次元のウマさにノックアウトされたら、もう八戸の魅力に抵抗する術はござんせん。刺身もいっちゃいます。
カレイが刺身で食えるっていうんで、700円のパックを買ってみたら、この物量ですからね。1人で行ったらこれだけで腹膨れちゃうよ。八食センターはがぜん複数名で行くのがおすすめですわ。

味はさっぱり、食感はぷりっ。ぱくぱくといくらでも食えちゃうね。
生でいってもいいけれど、軽くあぶってもまた旨い。

▲マグロ中トロ 900円
マグロの中トロがてんこ盛りで900円。ああ、幸せの極み。

はいはい、ウマい、ウマい。当然ウマい。

▲オニエビ
青森でもめったに獲れないというオニエビ。食べてみたいけど1セット(8匹)は多すぎるなあ・・・と悩んでいたら「3人だから3匹でもいいよ!1匹150円で売ってあげるよ!」と有難いお言葉をいただき、迷わず購入。「食べ終わったら、感想教えてくれ!」と言われた。

モヒカン頭のようなワイルドな造形をしている。『マッドマックス』を観たばっかりだったので、見た目でまずヒャッハーとあがりますな。

殻をはいで、醤油をつけていただく。歯ごたえのある身に強い甘み。なんとも存在感のあるエビだ。
約束通り、お店のおっちゃんに「オニエビ旨かったです」と報告したら「だろ!」と返ってきた。なに食っても旨いな。

▲アナゴ 700円
うめえ海産物をはちゃめちゃに食べて、さすがに腹いっぱいになった3人。
でも、せっかくの機会だしともう1品だけ食うことに。どれにしようかと慎重に吟味し、市場をぐるぐる何周もする。
20分ほどうろついた末に辿り着いたのは、アナゴ。1本700円のアナゴに締めくくっていただこうじゃありませんか。

アナゴを注文したら、食べやすいサイズに切ってくれる。

でっけえアナゴだな。こんだけあって700円ってんだから、すげえわ八戸。

こんがり焼き目がついた頃合いを見計らって、裏返す。フィナーレとあって、こちらも真剣だ。


ぷっくり膨らんできたら、醤油につけて、そのままいただく。いやあ、アナゴをこんな食い方したことねえや。
てっきりさっぱりしたもんだとばかり誤解してたけど、油が乗ってジューシーなのね、アナゴって。ムッチムチな身は歯ごたえがすごくって、噛むたびにジュワッジュワッと濃厚なエキスが出てくる。ああ、貴方はこういう食い物だったのか、アナゴさん。
これだけ食いに食って、1人頭1400円だからね。東京でこれだけのもん、これだけの量食おうと思ったら、いくらすんだ、ゾッとする。
とにかく超絶おススメなんで、八戸行ったらぜひ寄ってみて!
タクシーで10分ぐらい、1時間に1本ぐらいバスも出てるよ。
■「八食センター」の情報■
オススメ度:★★★★☆
アクセス:八戸駅からタクシーで10分くらい
住所:青森県八戸市河原木神才22-2
電話番号:0178-28-9311
営業時間:七輪で焼けるのは10:00~17:00まで
定休日:水
予算:1人1500円もあれば腹いっぱい
関連サイト:公式サイト
8月に青森行くのに八戸に寄る時間がないのが悔しい…!