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四ツ谷荒木町にあるBAR「インキュベーター」は、店長さんが元研究者の理系バーだ。
アルコールランプで熱燗を作り、ティッシュ代わりにキムワイプが置いてあるよ。
 


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▲理系バー「インキュベーター」

粋な呑み屋や小料理屋が軒をつらねる四ツ谷の荒木町。
ミシュラン星つきの名店も密集している、落ち着いた大人の町だ。
BAR「インキュベーター」も、そんな荒木町のシックなバーの1つかと思いきや、概観とは裏腹のちょっと変わったコンセプトを持っている。
店長さんは、もともと生物化学の研究者だったので、理系バーを銘打っているのだ。



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カウンターにテーブル席が数席。おさえられた照明が落ち着いたムードを漂わせる。理系バーということで、プロジェクターに映し出されているのは科学系の番組だ。



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おしぼりはビーカーに入ってる。



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ティッシュ代わりのキムワイプ。
理系の研究室にはかならず常備してある汚れとりで、実験器具の清掃などに使うという。


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アマゾンレビューを読んでみると

「知ってる人ならわかる性能」「理系の人間だったので懐かしくなりました」「私の清掃作業にはこれが必須です。これなしでは何も出来ません」

などと、大そうな評判だ。
普通のティッシュとちがって、繊維のカスがつかないのがメリットだそうだ。



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でてきた料理が、酸性かアルカリ性か気になりますよね。
そんなときも理系バーならご安心。
机のうえに備えつけのリトマス試験紙でチェックできます。



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もっとサイエンスな雰囲気に浸りたいのなら、白衣も貸し出してくれるよ。





カエルの細胞を見よう!

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こちらのプレパラートたちは、店長さんが採取して色をつけた生物の細胞だ。



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「この細胞がよく見えておススメですよ」
と店長さんに一押しされた、カエルの細胞を顕微鏡で眺めてみることに。



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倍率などを丁寧に調整してくれる店長さん。顕微鏡なんて使うの中学生以来だったので、とても助かる。



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覗いてみると、美しいブルー色した関節が見えるじゃあないですか。カメラ越しでもこんなに綺麗に写るなんて、すごいな。

「一般の方も研究の面白さに触れてもらえたらいいな」という想いから、週末には研究者によるトークイベントも開催しているとか。研究者の話しといっても、分かりやすくて楽しく理解できるもの。
来店時にいらっしゃった常連さんも理系の方だったし、店長さんも元研究者だし、科学への愛をかんじるお店なんだな。
お店のFACEBOOKページにトークライブの予定は出るので、気になる方はチェックをどうぞ。





酒もつまみも、理系っぽかった!

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おつまみの干しいちじくは、なにがしかの容量をはかる容器に入れられている。



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箸置きもなんか細くてミゾがたくさんあって、すごい理系っぽいものだったんだけど、文系なもんでなにかは分からなかった。
なんですか、これ??



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久保田の熱燗を頼んだら、なぜか運ばれてきたアルコールランプ。
まさかと思ったら・・・。



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アルコールランプで日本酒を熱するのだ!




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▲久保田の熱燗 900円

どう見てもバーじゃないでしょ、これ、研究室でしょ。



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お猪口は小さなビーカーね。
正確な量をコントロールしながら、飲酒ができるぞ。



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つまみの貝ひももアルコールランプで炙っていただく。
炙り具合を自分で調整できるし、案外いいかもな、これ。

週末はけっこう混みあうみたいなので「絶対に入りたい!」というかたは、食べログページから予約しといたほうがいいかもです。








「インキュベーター(INCUBATOR)」の情報
オススメ度:★★★★☆
アクセス:「四谷三丁目駅」から徒歩3分
住所:東京都新宿区荒木町7 新駒ビル 1F
電話番号:050-5570-5985(予約専用)
営業時間:18:00~翌2:00
定休日:日・祝
予算:2000~4000円ぐらい
関連サイト:食べログ