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銀座の「カフェ・ド・ランブル」は”珈琲だけの店”がキャッチフレーズだ。
たしかに軽食もケーキもおかない珈琲だけの店なのだが、コーヒーの種類は独自進化をとげている。
世にも珍しい、卵黄入りの コーヒーを飲んでみた。
 

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ギャラリーなどが立ちならぶ銀座のしゃれたエリアに、「カフェ・ド・ランブル」は存在する。
もともとは映画機材の会社を経営していた店主。商談のときに入れてたコーヒーがあまりにも好評で、お店を持つことにしたのだとか。



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創業は1948年。
看板に「珈琲だけの店」とあるように、メニューに軽食やケーキの類はない。



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扉をあけると、吊りさげられた鐘が、ぽろんぽろんぽろーんっと鳴る仕組み。この音、昔ながらの喫茶店という雰囲気で、すごくいい。



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店内はカウンターが8席ほどに、テーブルが4つほど。
場所柄もあるし、価格帯もそれなりということで、主な客層は年配の方だろうなと思っていたのだが、あんがい若い1人客が多い。まったりとコーヒーをたしなみ、静かに本を読んだり、スマホを見たりしていた。



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真ん中に灰皿が組みこまれている珍しいタイプのテーブル。
いまどきのカフェとは違って、特に分煙ということもなく、普通に喫煙できるよ。





珈琲だけだが、種類が多い!

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看板にもあるとおり、たしかに珈琲だけなのだが、その珈琲の種類がものすごく多いのだ。
他の店じゃあ見たことも聞いたこともない特殊なメニューだらけ。
気になるものを何種類か注文してみた。



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▲ウォーター・ドリップ 770円

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ウォータードリップ、すなわち水出しコーヒーなのだが、注文時に店員さんが「かなり濃いコーヒーをショットグラスでお出ししますが、よろしいですか?」と尋ねてくる。
有言実行、まさにショットグラスで出てきた。リキュールのようだ。
エスプレッソほどではないものの、かなりの濃度であった。かといって、それほど苦いというわけではない、絶妙のバランスだ。



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▲ブラン・エ・ノワール”琥珀の女王” 820円

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「琥珀の女王」と名づけられた一杯は、シャンパングラスに入ったこじゃれたもの。上層にミルクが浮かんでおり、コーヒーゼリーのようだが、れっきとした液状のコーヒーだ。
かきまぜないで、そのまま飲む。
コーヒーもミルクもがつんとくる甘さだ。



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▲カフェ・ウフ 820円

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一番飲んでみたかったのが、これ、卵黄入りのコーヒー「カフェ・ウフ」だ。
「時間がたつと卵黄が固まってしまうので、早めに、かきまぜず飲んでください」とのこと。
コーヒーの上部に溶いた卵黄が浮かんでいる。



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卵とコーヒーという突拍子もない組み合わせにまったく味が想像できなかったのだが、一口すすって、「あ、意外と合う!」と驚いた。卵黄のほどよい甘みが、口のなかでコーヒーと混ざり合って、カフェラテとはまた違ったマイルドな代物に化けるのだ。
銀ブラついでに寄るのにちょうどいいね。








「ランブル」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:銀座駅から徒歩5分
住所:東京都中央区銀座8-10-15
電話番号:03(3571)1551
営業時間:平日12:00~22:00、日・祝12:00~19:00
定休日:なし
予算:カフェウフ820円
関連サイト:公式サイト