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千葉県市原市にある「市原ゾウの国」&「さゆりランド」はかなり気合のはいった動物テーマパークだ。
ゾウの国では象たちのお絵かきショーを、さゆりランドではアルパカやカンガルーなどと触れ合えるぞ。
 


千葉県市原市に、異色の動物テーマパーク『市原ぞうの国』がある。
東京方面からならば1時間ほどかけて五井駅までえんやこら向かい、そこからさらにローカル線小湊鉄道の「高滝駅」からまで移動したあと、さらに送迎バスへと乗りつがなければたどり着けない、骨の折れるテーマパークだ。

しかし、それだけの労力を払うに値する魅力が、ゾウの国にはふんだんにある!
たんにゾウのショーが見れるだけの場所じゃないよ、ここ。
その魅力を解説しよう。




「市原ぞうの国」でゾウのショーを見よう!

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市原ぞうの国は、千葉県市原市にあるゾウのテーマパークだ。
園内にはゾウだけでなく、カピパラにチンパンジー、ヤギやカンガルーなどそれなりの数の動物がいて、かなり近くで鑑賞できるようになっている。
地方の小規模な動物園って感じだ。



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園内マップをみると、そこココに動物たちの訃報がしらされている。
トラは6月19日に亡くなり、ライオンは2月10日に老衰で亡くなっているし



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ワシも老衰で亡くなっている。
人間のみならず、動物の高齢化も深刻化しているようだ。



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ゾウのショーは1日2回。
はじまりの時間までちょっと余裕があったので、売店にはいってみたら、かわいらしいゾウのぬいぐるみが売っていた。商品名は「カラフルだゾウ」。ダジャレだ。



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ぬいぐるみのほうはかわいいデフォルメがされていたが、実写のクリアファイルはなんだか表情がマジだ。
特に一番右のゾウ、小柄ではあるものの、ひと暴れしそうな風格がある。



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なんというかもうちょっとカワイイ瞬間の写真はなかったのだろうか。ゾウの目ってこんなにも笑っていないものだったのか。



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ほどよい時間になり、ショースペースへ。
場所が場所だし、平日の昼間だったにも関わらず、親子連れがけっこういる。
いまにもショーが始まりそうな陽気な音楽がかかり、子どもたちが口々に「ゾウさ~~~~~ん!!」「ゾウさ~~~~~ん!!」と叫びだした。
いまかいまかと待てどもなかなかゾウは登場せず、誰もいない広場を見つめること3分。
とうとう子どもたちのなかに泣きだす者が現れた。



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子どもたちの泣き声まじりのゾウさんコールのなか、焦らしに焦らしてゆったり登場したゾウさんたち。
待ちに待った登場だったので、ただそれだけで子どもたちは「あーーーっ!」と歓声をあげていた。ショーの盛り上げ方を心得たゾウだちである。



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ショーに登場したゾウは全部で5体ほど。
ゾウとゾウ使いたちの紹介がすんだら



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お座りをしたり



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サッカーをしたり



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夏場だったので水をぶっかけたりと、曲芸を見せていく。
ゾウ使いの人たちが持ってる棒で、耳のあたりをひっぱたいてゾウに指示を出すようだ。ゾウの分厚い皮をもってすればどうってことないのだろうけど、人間の目からすると児童相談所案件ってほどの棒のスピードと勢いだったので「ゾウ使い、甘くねえ職業だぜ」とひるんだ。



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ゾウショー最大の見どころは、ゾウによるお絵かきだ。
鼻でぶっとい筆をもち、イラストや文字を描いていく。



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この時は「夢」という字を書いていたのだが、鼻で書いてるとはおもえないほどの達筆だ。



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ゾウ舎近くの資料館には、過去の作品も飾ってあった。
この桜の木を、ゾウが鼻で描いたなんて信じられないほどのクオリティーだ。



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イラストだけでなく、書道もたしなむ。
夢だったり、ファイト日本だったり、ポジティブなコメントが多いなかで



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なぜか「いか」と書かれた一枚が。
なんだこれ、居酒屋のメニュー?





ゾウの国でウェディング写真を撮ろう!

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ゾウの国では「他には類を見ないロケーションで」ウェディング写真を撮れるそうなんだけど、看板に載ってる写真があまりにも類を見なすぎるんですよね。



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「なんつー格好でゾウに乗ってんだ!」って感じだし、たぶんゾウ使いもそう思ってるだろっていう釈然としない表情。まあこれはいいとしましょう、ゾウの国だしね。



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いや、だからゾウの目がマジ過ぎるでしょ。



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新郎新婦、遠いな。



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ブーケ食べようとしてる。



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肩にサルを乗っけて撮った1枚。



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サル、むちゃくちゃ警戒してるじゃねえか。
ウェディング撮影は39万円からということなんだけど、こんなに味のある写真が撮れるなら損じゃないな。







「さゆりランド」でありえない動物と触れあえる!

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▲さゆりランドへの道

とまあ、市原ゾウの国も最高なんだけど、隣に併設してある「さゆりランド」なるテーマパークもこれまた最高なんだな。
ひらたく言えば『動物ふれあい広場』なんだけど、その触れ合える動物の幅が凄すぎるのよ。よそじゃ絶対に触れないような動物たちが放し飼いになってるからね。
入場料は市原ゾウの国は1800円、さゆりランドは1200円だけど、共通券を買えば2500円でどっちも堪能できるよ。



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にんじんやだいこんをスティック状にした餌を買って、入り口からはいる。動物たちが飛び出てこないように2重扉になってるんだけど、鹿だけは中間の空白スペースまで侵入していた。



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スタッフさんから「シカに餌を見せると、しつこく追い回してくるので、ビニール袋にいれてください!あっというまに餌なくなっちゃいますんで」と忠告をうけたとおり、入るやいなや擦り寄ってきた。
奈良公園の鹿でもそうだったんだけど、ほんとこいつら食欲がえげつなくって、すげえグイグイ来るんだよね。



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さゆりランドのなかへ足を踏み入れると、鹿がこちらを凝視している。
鹿だけ食料への食いつき具合が桁違い。



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もちろんいるのは鹿だけじゃなくって、その横を七面鳥が歩いていたり



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カピパラが座っていたり



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ワオキツネザルがいたり



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ウサギが日陰で休んでたりする。



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ぐるっと歩いて10分ほどの敷地に、あらゆる動物が放し飼いになってるのね。好きに餌づけをしたり、触ったりしていいわけ。
カピパラにこんな急接近したことないよ、いままで。



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竹林になんかでっかいのいるな~、とよく見たら



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ウサギを睨んでるカンガルーだった。
大丈夫だよね、捕食しないよね。



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アルパカが道を通せんぼしていて、先に進めないという貴重な経験をした。



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この檻に入れば、人間も動物なのだということを自覚できるぞ。



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2階建ての柵のうえからは、キリンの餌づけも可能だ。



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紫色のベロをびよ~~んと伸ばして、にんじんをキャッチしていた。
すげえヌメヌメしてんだわ、キリンの舌。



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カンガルーにニンジンをあげようと思ったら、鹿が割り込んできた。
常にシカがつけてまわってるので、油断すると餌を全部横取りされちゃうので注意しよう。

カンガルーやキリン、アルパカにカピパラとこれだけの動物と触れ合える場所ってなかなかないんじゃないですかね。
市原ゾウの国&さゆりランド、ちょっと交通の便は悪いですけど、めちゃくちゃおススメっす!!








「市原ぞうの国&さゆりランド」の情報
オススメ度:★★★★☆
アクセス:小湊鉄道「高滝駅」より無料送迎バスあり(10分ほど)
住所:千葉県市原市山小川937
電話番号:0436-88-3001
営業時間:9:00 – 17:00
定休日:木曜日
予算:大人1800円
関連サイト:公式サイト