
名古屋市街地から車で2時間ほどの山あいにある「風天洞」
洞窟のなかに仏像や七福神像が祀られていたり、歴代天皇の油絵にまぎれて千代の富士が猛プッシュされてる部屋があったりと、見どころたくさんだ。

名古屋市内から車で2時間弱の山あいの足助エリア。車を走らせていると商店すらもほとんどない地域だ。

そんなひと気のエリアにあって、ひときわ目を引く「風天洞」の看板。なににおいてかは触れずに、いきなり日本一と断じるあたり、桃太郎がかかげていた旗のごとき、無根拠な自信を感じる。

▲七福神の仲に亀裂が生じていた

日本一をなにがしかを味わうべく、風天堂への坂道をのぼる。

坂道の途中に、12支をモチーフにした鳥居が並んでいる。

サルの鳥居。
おじいちゃんが描いたイラストって感じで、力が抜けてていいね。

犬はなぜかサイヤ人の戦闘服を着ていた。

黒目だけだし、前半身だけが異常にふっくらしてるしで、不気味なニワトリ。
●風天洞に入洞しよう!

風天洞は、およそ500メートルにもおよぶ岩を積み重ねた洞窟。内部には七福神や仏像が祀られているのだ。入り口には「入洞観音菩薩」というすごくニッチな動作を担当してる菩薩さまが立ってるよ。

入洞料(たしか1000円)を払い、扉をあけて入洞する。

かなり通路は狭いので、身をかがめながら奥へと進む。

フリーキックをしたあとみたいな仏さまがいたり

柱にすごい形相のお面がつけられたりしている。

でっけえ岩のしたをくぐると

寝拝み観音が天井に描かれている。木の台座に横になって拝むのだ。
●洞窟以外の展示もアツい!

風天洞は、洞窟がイチオシのようだけどそれ以外の展示物もかなりアツい。
水子地蔵に囲まれた階段をのぼった先の建物にはいってみると



歴代天皇陛下の油絵がびっしり飾られている部屋だった。



天皇や歴史上の偉人たちのあいだに、ちらほらと差しこまれている千代の富士。
ここの住職さんは、千代の富士関をとても高く買っているようだ。

しっかりと武装した五月人形のわきに、紙粘土で手作りした主婦と子供が立っている。


人間界につきものの生老病死のイラスト。
これ、ほとんど同じ作品を「伊豆極楽苑」でも見たんだけど、この絵を描く専門家でもいたんだろうか??

すげえ太い鉄パイプを引くタイプのおみくじ。


不老長寿の足湯はカラカラに干上がっていた。

ホースで水をぶっかける「水かけ大黒天」なるものも。


パンツをおさめて、ぽっくり死ねるというぽっくり堂もあるよ。
市街地からちょっと遠いけど、見どころが多いから、寺社仏閣系が好きなひとは行ってみると面白いかも。
■「風天洞」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:名古屋から車で2時間ぐらい
住所:愛知県豊田市大蔵町横手山5
電話番号:0565-64-2279
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
予算:入洞料1000円
関連サイト:足助観光協会