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長野県にある「スプーンアートカフェ」が凄い!凄すぎる!
スプーンで作った巨大アート作品、壁を埋め尽くすダジャレのオブジェ、お化け屋敷と化した便所、信じられないアイスティーなどなど、あまりの情報量で圧倒された!
わざわざこのために長野行ってもいいぐらいですわ。 
 


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▲スプーンアートカフェ

長野県穂高駅。その背景には雄大な槍ヶ岳が広がり、日本有数のわさび農園が存在している。
そんな自然豊かでのどかな駅前に、超ド級の珍スポットが、一目でそれと分かる姿でそびえ立っている。



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その名を「スプーンアートカフェ」と言う。
まあ、ようは、スプーンを用いたアート作品を展示してるカフェなのだが、その作品群が奇妙奇天烈、奇想天外。「ここまでやるか…」の応酬なのだ。
案内看板に描かれた「トリックアート、スプーンアート、おもしろカフェ、おばけ屋敷」を列挙。ある程度変わったスポットに行ってると「ピンっ!」とくるのだが、おばけ屋敷を自作して場所にハズレはない。

はじめての来訪だったので、あまりの情報量に圧倒されてしまった。スプーンなのに、情報をすくいきれなかった。1つ1つのメニューに奇想が凝らされているので、全貌を知るためには何度も何度も通わなければなるまい。そして、遠征してでも通うだけの価値が、このカフェにはある!



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▲スプーンで作ったエイリアン

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▲スプーンの自転車

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▲スプーンや鍋でつくったカッパ

店頭にならんでいるのは、スプーンで出来たカッパやエイリアン。普通にうまい。
それもそのはず、店長にして造形作家の松原さんは、いろんな芸術祭で入賞している方なのだ。
(詳しい受賞歴などは公式サイトのプロフィールからどうぞ)



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▲カフェの入り口は猫

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▲宮内庁御用無し

入り口が猫の口だわ、手書きのダジャレ看板たくさんあるわ、入り口の時点でこの情報量だからね。



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▲店内の天井からは万札がぶら下がっている

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▲イチローやパリスヒルトンが、コショウのボトルを入れている

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▲やさぐれたジバワン

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▲針金を食べている帰ってくれウルトラマン

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▲落とし物コーナー

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▲1階に客席があって、2階はギャラリー。どちらの階も作品まみれ。

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▲天井の梁にもコダマきよし、あたりめなどがあるぞ

店内は、さらに情報量が加速する!
棚にはぎっしりスプーンアートが陳列され、壁にはご陽気な手作りフィギュアが隙間なく貼りつけられている。天井からは万札が垂れ下がっているし、あっちこっちに「ジバワン」みたいなダジャレ作品もおかれているのだ。
1つ1つ丁寧に見ていったらドエライ時間がかかるよ、こりゃ。



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▲ウンコ席

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▲フニフニしてて柔らかい

テーブルは4つほどあるのだが、通されたのはウンコ席。イスをひくとウンコがのっかっていた。 
私は1人だったもので「わあ!」などとリアクションすることも出来ず、真顔でウンコを卓上に取り除き、座った。





オーダーの取り方が珍妙!

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▲メニュー表の傘

席に座ったら「はい、メニュー」と手渡された傘。ひろげるとメニューが書かれてるんだけど、あまりの意味のなさに笑ってしまった。



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○が多いほど、面白いメニューでおススメだそうだ。



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▲卓上にも小ネタが仕込まれてるぞ。

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▲スタッフを呼ぶためのチキン

「注文が決まったら、押して」と置かれたチキン。腹を押すと「グエエエエエエエエッッ」と鳴く。
花丸印がついていた『スーパー生愛すティー800円』を頼んでみた。
「作るのに少し時間かかるから、店内見てるといいよ。トイレも面白いよ」と店長さん。待ち時間を利用して、まずはトイレに向かった。





「天国の個室」と「地獄の個室」に分かれているトイレ

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▲左がトイレ、右のくちびるにタバコが突き刺さってる顔面は謎

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▲とても信頼できるトイレの衛生管理者たち

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▲トイレ扉の注意書き

外の看板に書いてあったお化け屋敷とは、トイレのことのようだ。
トイレの扉には「心臓の弱い方は最寄りのトイレをお使いください」と注意書きが貼られている。最寄りのトイレは、このトイレだ。



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とても私の写真テクでは撮りきれないほど、トイレ内は化け物だらけ。すごい物量だ。床を踏んだり、手を触れたり、こちらの行動にあわせて化け物たちが反応する。
個室は2つあって「地獄の個室」と「天国の個室」に分かれている。



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▲天国の個室

天国がこちら。扉をあけると賑やかな音楽が流れ、ド派手な線香花火といった感じの照明がビカビカ光りかがやく。壁には氷川きよしと万札。
うん、これは徳の高い人間が行くべき天国だ、間違いない。
地獄はさらに化けものてんこ盛り。便器のなかにまで細工がされてるのだが、これはもう、直接行って確かめてくださいな。密度スゴイよ。





スプーンアートもある

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▲スプーンで作られたコアラ

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▲スプーンとスポンジでできたヒツジ

店名にもなっている「スプーンアート」も、もちろんあるよ。
コアラやヒツジといった手のひらサイズのカワイイやつから・・・



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鹿のはくせいだったり・・・


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▲スプーンバルタン聖人

私と同じぐらいの背丈のバルタン聖人までサイズはさまざまだ。
一部販売している作品もあって、お土産用に500円のオタマジャクシを購入した。





ダジャレ作品もめちゃくちゃある

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▲泣き虫

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▲ベンキンマンとドケンちゃん

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▲五時ラ、三時、九時ラ

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▲おとなびと

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▲ストレートかつシンプル、花

スプーンアートを凌ぐほど、圧倒的にスペースを占めているのがダジャレ作品。
とてもシンプルでストレートな「花」が特に好きだった。
作品はすべて店長さんの手作りで、このカフェをはじめた7年前からどんどん作っているんだそうだ。すごい創作意欲!





意味不明な作品が、これまた良い

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ダジャレという切り口ではない意味不明な作品も散見され、それもまた良い。
このリアルフェイスなプーさんは、センサーで反応。しばらくの間、パトランプが騒がしく回転するぞ。



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ノコギリで真っ二つにされているふなっしー。
キレイな花が咲いている。





スーパー生愛すティー、なんだこれ!?

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▲スーパー生愛すティー 800円

熱心に撮影しているうちに、注文した品が出来たようだ。
「はーい、スーパー生愛すティー」と運ばれてきたのが、これ。
あれ?僕の知ってるアイスティーとだいぶ違うんですけど。



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「どうぞー」とだけ言い残し、厨房へと去っていく店長さん。
フロアに残されたのは、下半身とわたくし松澤。
どうすりゃ、いいのよ!



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「まあ、常識的に考えてこうだよな」と蛇口をひねると、キンキンに冷えたアイスティーがじょぼじょぼ出てきた。ざっと4杯分はあったかな。
しっかし、アイスティー1つにこの作り込みってどうかしてるな~~~。
このレベルで作りこまれたメニューが他にもたんまりあるようなので、何度も通って全部見てみたい!





水が出てきて、グルグルまわるショー

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▲分かりますかね。柱の赤ちゃんが小便小僧のように水を垂れ流してます

帰りの電車の時間も迫ってきたことだし、そろそろ会計しようかなと席をたったところで「君、シャッターチャンスだよ」と店長さん。
「ん?どゆこと」と店内を見まわしてみると、あっちこっちのオブジェがぐるぐると回転し、水が垂れ流されているのだ。
ショータイムのはじまりだ。



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▲水がめから水が飛び出る

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▲バカ殿のジョーロからもお水が出てくる

あっちゃこっちゃからジョボジョボと水が垂れ流される音が聞こえる。ディズニーのスプラッシュショーに負けず劣らずの夏らしいショーである。



いたるところで水が流れ落ちているあいだ、卓上では花がグルグル回っている。
天井から吊り下げられているものの大半がグルグル回るか、水を出すか。
もうなにがなにやら訳のわからない状態だ。



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「ガタン!ゴゴゴゴゴゴゴ」と大きな機械音がしたので振り返ると、四角い箱のなかからマリコさまが降りてきた。
まさに「上からまりこ」である。



くるっと回転すると「横からマツコ」が登場した。


う~~~~~~ん、スプーンアートカフェ、スゴイ!!
情報量、創作意欲、アクション性、どれをとってもこんな本気で悪ふざけしてるとこ、そうそうないよ!
ちょっと遠征してでも行く価値アリアリだと思うんで、超おススメです。また行こ。








「スプーンアートカフェ」の情報
オススメ度:★★★★★
アクセス:穂高駅から徒歩2分
住所:長野県安曇野市穂高5968-3
電話番号:0263-31-3736
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
予算:
関連サイト:公式サイト