
大阪・阿倍野駅の服屋さん「中川一番館」は変わった展示をしている。
すべてのハンガーに女性芸能人の顔面を貼りつけているのだ。大島優子もいれば佐々木希もいるし、外タレだっている華やかな服屋なのだ。

▲中川一番館
大阪は阿倍野駅からちょいと歩いた道路沿いに『中川一番館』なる服屋さんがある。
婦人服をメインに取り扱ってるので、普通だったら通り過ぎちゃう店なんだけど・・・

顔面!

顔面!顔面!

顔面!顔面!顔面!!

ハンガーの首の部分に、ことごとく芸能人の顔面をつけてるんのよ。
しかも、吹き出しが伸びていて
「展示商品、すべて店内に同じのありますから、来店して気に入ったらお買い上げください」
とは言わせちゃってるのよ。

定休日は無し。日と月だけ19:00~23:00だけど、それ以外は13:00~23:00で営業している。
万が一、閉店してるときに来ちゃったら、次回来店したときに「おわび特別値」にしてくれるんだってさ。

店内も、もちろん顔面だらけ。

1つ残らず、几帳面に顔面をつけている。

大島優子さんは帽子をかぶり「お買い得品」のプラカードを首から下げてらっしゃった。

やっぱり外人さんは顔が小っちゃいねえ。

この店のことを携帯などでつぶやくと「当店商品プレゼント」だそうだ。太っ腹だね。

すそあげテープ・スピーダーも売ってるから丈が合わなくっても安心だね。

よごれ品コーナーもあるよ。
代金はユニセフに寄付するそうだ。

プリントがパリパリにヒビ割れていたり

白衣がまったく白くなかったりと、けっこう気合の入ったよごれ品っぷりだ。ちょっとしたほつれを、よごれ欠陥として売ってるようなアウトレットモールとは一線を画している。

ユニセフの募金箱は、ウエットティッシュの空箱だ。

『冷やかし客も歓迎します』とのことなので、写真をパシャパシャ撮ってると、店のおっちゃんが「あんた!!テレビの人!?」と尋ねてきた。「いえいえ、テレビではなく、コレコレこういうわけでネットで書物をしております」と自己紹介をすると
「ネットでやってんのか!じゃあ、いらないプリンターくれない!?」
と突如プリンターをおねだりされた。
面食らって「え?プリンター??いらないの持ってないっすよ~」と答えると
「じゃあ、壊れたの渡すから、直して!!」
と畳み掛けてきた。
俺、エプソンの社員じゃねえよ!
つい最近プリンターが壊れてしまい、それ以降手書きでポスターを作ってるそうだ。

この「お徳SALE」とかは、出来るだけ機械っぽく手で書いたんだって。
「いらないプリンターちょうだいよ~」とその後も食い下がられたので「中古なら2千円なり3千円なりでも買えますよ」とアドバイスしたところ、お金は使いたくないとのこと。じゃあ、仕方ないな。
プリンターを持ってくれば、服と交換してくれるそうなので、いらないのがある方はぜひ持参してみてください。
店長のおっちゃんは、航空隊で貯めたお金で、数十年前に店をオープン。
顔写真を貼りはじめたのは10年ほど前からだとか。
「好きなタレントさんなんですか?」の問いには「違う!雑誌とかでちょうどいいサイズの写真があれば切り抜くんや!」と答えてくれた。まさかのサイズ基準。
「でも、いいサイズの顔はなかなか無い!あんた、顔持ってない?」と振られた。 顔、持ってるやつなんていないよ!
「好きなタレントさんなんですか?」の問いには「違う!雑誌とかでちょうどいいサイズの写真があれば切り抜くんや!」と答えてくれた。まさかのサイズ基準。
「でも、いいサイズの顔はなかなか無い!あんた、顔持ってない?」と振られた。 顔、持ってるやつなんていないよ!
その後、「彼女の写真を見せてくれ!」と何度も懇願してきたので、「はは~ん、ハンガーに使うつもりだな」と察し、いやあそんな写真はありませんね、と断っておいた。

カーテンの向こうが試着室。その奥の扉は、自宅に繋がってるそうだ。
なんちゅうとこに試着室こさえたんだ。
店長さんの写真を載せてもいいかと尋ねると
「顔はダメ!俺の顔出したら、お客さん来なくなっちゃう!男前だって書いといて!」とのこと。「ところで、君の服、いくらの服?」と質問を返される。「安物ですよ。3000円です」と答えると「高いよ!俺の服は200円だよ!!」とトレーナーを指さした。どこで売ってんだ、200円の服!
ぜひ、現場に足を運んで、200円のトレーナーを着た男前の店長さんをご覧になってくださいまし。
■「中川一番館」の情報■
オススメ度:★★★★☆
アクセス:阿倍野駅から徒歩4分
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋4-2-12
電話番号:-
営業時間:日・月19:00~23:00/それ以外13:00~23:00
定休日:なし
予算:-
関連サイト:なし