大阪・梅田駅の居酒屋「1969」は、女性スタッフがスーツ姿や保育園の先生みたいなエプロン姿で働いているコスプレ居酒屋だ。
23時ちょっと前になると「閉店のダンス」も踊ってくれるよ。
▲居酒屋1969のビカビカした店内
梅田駅から徒歩5分あまり。いまだ昭和の空気感が漂う大阪駅前ビル地下1階に、居酒屋「1969」があるよ。
客席スペースが通路を挟んでいくつかに分かれている変わった仕様。扉もないオープン空間なので、東南アジアの屋台みたいな開放的ムードだ。
大阪ということで、壁には阪神グッズが張りつけられている。
季節は夏にもかかわらず、ハロウィンかぼちゃのランプが店中を照らしていた。
ここの特徴は、なんといっても女性スタッフのコスチュームだ。
コスプレ居酒屋というコンセプトで、保険のセールスレディーみたいなスーツ姿だったり、保育園の保母さんみたいなエプロン姿だったりする。
スーツ姿の店員さんが陽気なノリで話しかけてくるのだ。気にいった女の子がいたら、一緒に系列のスナックに遊びにいくことも可能なようだ。
▲アボガドだし醤油 480円
▲にんにくやきめし大盛 680円
お腹いっぱいになるメニューもつまみメニューも幅広く取り揃えているし、会社帰りに立ち寄るのにちょうど便利な立地なので、お客さんはスーツ姿のサラリーマンが多いようだ。
▲メニュー表
ほとんどは普通の居酒屋メニューなんだけど、よくよく見てみると「ゾウさんのハイボール」だとか「おばけ」だとか、変なメニューが隠れ潜んでいる。
▲おばけ 280円
おばけの正体はさらしクジラ。
「白くておばけみたいでしょ？」と店員さん。その理屈でいけばイカそうめんも、おばけでイケそうだ。
いや、入荷しましたじゃないよ。
どんなものが提供されるのか気になるので、ジョークメニューも注文してみたら・・・
ギャグマンガ的な巻いてるやつだと思っていたが、想像してたのとはだいぶ違う、リアル過ぎるのが運ばれてきた。コーンが残留している。同行者は「汁がキツい」とあまりの再現度に一口も手を出さなかった。
食べてみればなんのことはないレバーとひき肉を固めたものなのだが、口にいれてなお抵抗感がある。見た目が味覚にどれほど甚大な影響を与えるかが体験できる逸品だ。
23時ちょっと前になると、急に照明が暗くなり、大音量でアゲアゲカバーのディズニー音楽が流れた。
「誕生日のお客さんでもいるのか？」とキョロキョロしていたら、ミニオンズのかぶりものをした女性スタッフが勢ぞろいして、廊下でゆるゆる踊りはじめた。
６～７人のスタッフが誰を祝うわけでもなく、すごくまったりとリズムを刻んでいる。
あまりのまったりムードにショータイムなのかも判別がつかず「なんだ、これは！？」と岡本太郎さながらに面食らっていたら、ダンスタイムは終了。
さっきまで踊っていたスタッフさんがレシートをもってきた。
どうやら、さっきのは「閉店のダンス」だったようだ。となるとアゲアゲのディズニー音楽は、役割としては「ホタルの光」なわけか。
もしここに行くならば、ラストのダンスが見ものなので、23時まで粘ることをお勧めしますよ！
■「1969」の情報■
オススメ度：★★★☆☆
アクセス：梅田駅から徒歩5分
住所：大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル B1F
電話番号：06-6343-6688
営業時間：[月～金] 11:30～23:00 [土] 17:00～23:00
定休日：日・祝
予算：普通に飲んで食って3000円くらい
関連サイト：食べログ
