
京都府上京区の「千本釈迦堂」はおかめの発祥地とされている。
これまでのおかめイメージが覆るような、不気味でオリジナリティー溢れるおかめコレクションを見ることができるよ。

京都府・上京区の「千本釈迦堂(正式名称は大報恩寺)」は、おかめ発祥の地とされている。

▲おかめ像
この寺の本堂を建てるさい、棟梁だった大工の奥さんがおかめなのだ。
棟梁が柱の寸法を間違えてヤバイってときに、おかめが助言。見事、本堂は建立できたわけだが「妻の知恵で仕事を成功させたとあっては夫の恥だ」とおかめは自害する。
それ以来、徳の高い女性の代表になったってわけ。
棟梁が柱の寸法を間違えてヤバイってときに、おかめが助言。見事、本堂は建立できたわけだが「妻の知恵で仕事を成功させたとあっては夫の恥だ」とおかめは自害する。
それ以来、徳の高い女性の代表になったってわけ。

拝観料600円で本堂にあがれる。

▲応仁の乱のときの、刀槍傷が柱についている
応仁の乱(1467年)の西軍が布陣したあたりなので、そんときの刀や槍の傷が本堂の柱についている。
●おかめコレクションが凄い!

本堂の一室にはおかめコレクションが陳列されている。
棚にして6つ分。手のひらサイズの小さいのから、50cmあまりのお面まで色んなおかめがぎっしり詰まっている。

おかめと聞いてパッと思い浮かべるのは、やっぱりお面だよね。

お面以外に、全身像のオブジェなんてのがあったんだなあ。
まあ、この辺は人形として普通にかわいいんだけど・・

こうなってくると、ジョジョ第5部にでてきたマフィアの幹部・ポルポでしょ。
おかしいなあ、おかめって美人の象徴のはずなんだけど。

カーヴィーボールみたいに円形になってるおかめとか

ガンキャノンよろしく大砲みたいの片手につけたおかめとか

顔面の中央がくぼみまくったおかめとか

顔面の中央がくぼんでるうえにヒレがついてる魚類なおかめとか

赤い塊から4つの顔が生えてるおかめとか、種々様々なおかめが勢ぞろいしているのだ。加熱する2次創作で美人の象徴・女徳の象徴ってオリジナリティーが揺らいでるさまが面白い。

敷地内のいたるところに狸が置かれていた。
あんまり沢山あるものだから、なにかおかめと関係してるのかと受付で尋ねたところ「いや別に。置きたいから置いてるよ」とのこと。狸の魅力、すごいな。
■「千本釈迦堂」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:出町柳駅から市バス203(銀閣寺行)上七軒下車
住所:京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町
電話番号:075-461-5973
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
予算:拝観料600円
関連サイト:公式サイト