京都・河原町「めん馬鹿一代」では”火柱のたちのぼるネギらーめん”が食えるぞ。
USJのバックドラフトに並ぶ、火のエンターテインメントだ！！
京都・河原町のラーメン屋「めん馬鹿一代」でネギらーめんを頼むと、二条城にも負けないほどの炎の天守閣が建つという。
11時半のオープンと同時に到着するも、すでに店先には数人の外国人観光客が並んでいた。
店頭ディスプレイには、３０ｃｍ超の巨大火柱をあげるネギらーめんの写真が。「いやいや、いくらなんだってこの炎はデフォルメっしょ」と写真を撮っていると・・・
店長さんが出てきて「ネギらーめん？それ以外？ネギらーめんの人はベンチで待っててね～」と一言。ネギらーめんはあまりにも危険な代物なので、カウンターでしか提供できないのだ。
出来てた列はネギらーめん注文者のもので、普通のラーメンが食べたい近所の人達は、並ばずテーブル席に通されていた。
待つこと20分。
カウンターに通されると、明らかに熱で焦げてて、グニョグニョに歪んでるのね。おいおい、こいつぁ、激しそうだな。
ネギらーめんが用意できるまでに、読んでおくべき注意書きもこの分量。
「申し訳ございません。当店の店主は頑固親父です」と断りがなされたうえで
・ネギラーメンの油を注いでいるときに写真撮らないで（２席以上離れた人のを撮って）
・席から離れないでください
・油でベトベトになるので丼をさわらないでください
と禁止事項が綴られている。
これから溶接工事でもはじめるようなガチの警告っぷり。マジで危ないんだな。
頑固親父という触れこみだけど、オリジナルステッカーを販売しちゃうキュートな一面も。
●ネギらーめんの準備がはじまる・・・
ネギラーメン組がカウンターに着席すると、スタッフさんたちがテキパキと準備をはじまる。
準備と言っても、普通のラーメンを出す準備とは段取りがまるで違う。
机上に乗った私物はすべて下にしまうよう促され、備品にタオルがかけられてゆく。
私は隣の空いてた椅子に、カメラを置いたんだけど「椅子のうえも危ないから、机の下にしまってねー！！」と忠告された。
え？椅子のうえも危ないって、どんだけ！？
前髪の長い女性は、束ねて結んでおくように指示を受けている。
想像をはるかに上回る厳戒態勢に、客側の緊張感はいやがおうもなく高まっていく。
▲ネギらーめん 1150円
そして各席に並べられるネギラーメン。
チャーシューが数枚入った、なんの変哲もないネギラーメンに見えるが、たっぷりとネギ油が含まれているそうだ。
厨房に目をやると、燃え盛るフライパン。
ギンギンに温まったネギ油が、ぼうぼうと炎をあげている。
「じゃあ、今から注ぐから、全員手を後ろにやって！危ないから動かないでね！！」
と号令一発、店主は分厚いグローブをはめ、フライパンを手にした。
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ここから先はユーチューブの動画でご覧ください。
どう？
凄すぎない！？
店頭ディスプレイは、まったく誇張じゃあないのね。
天井に届かんばかりに火柱があがって、顔が熱い熱い。
男女交互に手をつないで、マイムマイムでも踊りたくなるほどファイアーですわ。
ひとしきり燃えたあとは、テーブルに油の池が出来ていた。
こりゃ、机も焦げるわ！
一発炎をぶちあげただけあって、ネギが炙られた匂いが、まー、香ばしいことこの上なし。
「写真を撮ってあげるよ！口を大きくひらいて！目線は上！もっと上を向いて！」
と店長さんの指示を受けて、撮った１枚。
どうやらこのポーズはめん馬鹿一代恒例のものらしく、公式サイトにもたくさん掲載されていた。
ネギラーメンは1150円とちょっと高いけれど、パフォーマンス代込みと思えば納得至極。
UFJのバックドラフトとあわせて味わいたい！
■「めん馬鹿一代」の情報■
オススメ度：★★★★☆
アクセス：地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩10分
住所：京都府京都市上京区南伊勢屋町757-2 佐々木ビル
電話番号：075-812-5818
営業時間：11:30～14:30、18:00～24:00[金・土] 11:30～14:30、18:00～翌1:00
定休日：火
予算：ネギラーメン1100円
関連サイト：食べログ
