家っぽい飲食店は全国数あれど、都島のうどん屋「隠れ家」の家度は他の比じゃない!
家!家過ぎるぐらいに、家!
大阪の地下鉄・都島駅を降り、路地をちょいと曲がると、個人経営の居酒屋や串かつ屋がいくつかあらわれる。
その並びに「隠れ家うどん」とのれんがかかった狭い入口がある。ちょうど矢印のところ。
個人名の表札がかかったままなので、のれんとメニュー表を下げられたら、飲食店とは気づけない店構え。営業時間も11:30~13:30までの2時間のみと、まさに「隠れ家」の名にふさわしい。
のれんをくぐると、大人1人歩くのが精一杯の細い通路が待ち構えている。
グングン進み、靴を脱いで、玄関をあがると・・・
家っ!!
家過ぎるっ!!
家以外の何物でもない!!!
客席として利用されているのが、生活感丸出しの家そのものなのだ!
客の横には洋服ダンスが鎮座ましまし、頭上には賞状、勉強机には地球儀が置かれている。
世の中に”まるで家みたいにくつろげる店”は数あるものの、このうどん屋の家度は遥か上を行く。
ダッシュボードにはFAXや家族写真、木彫りの夫婦人形が飾られているぞ。
なんでこんなに生活感剥き出しなのかと言うと、実際にここで生活してるから。
もともと店長さんは『四国うどん・いろは』って店を経営してたんだけど、2011年に閉店。常連さんからの「またあの味が食べたい」との要望に応え、自宅を改装して、平日昼2時間だけ営業してるそうだ。
お手洗いの看板は、子供の手書きイラスト入り。おそらくお孫さんが描いたのだろう。
”子どものてんいんもたまにいます”とのことなので、運が良ければ手伝いにきたお孫さんに会うこともできるかもね。
▲おろしうどん 550円
長年やっていただけあって、うどんはすごい本格的。家で出てくるクオリティーではない。
ごしごしと歯ごたえのある太い麺に、しっかりダシの効いたつゆが乗って、旨い旨い。食後にコーヒーも出してくれて550円ってんだから、家っぽい云々の珍し要素を抜いても、普通にうどん屋として最高。
なかなか訪れるのが難しい営業時間だけど、行ける方はぜひ行ってみてください。マジで家だから。
■「隠れ家」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:地下鉄「都島駅」から徒歩2分
住所:大阪府大阪市都島区都島北通1-2-3
電話番号:06-6925-2386
営業時間:11:30~13:30
定休日:日・祝
予算:
関連サイト:食べログ