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浅草の「鳥のいるカフェ」はそんじょそこらの動物系カフェとはレベルが違う!
無数の小鳥が放し飼いされている空間にほうりこまれるのだが、ドリンクなんて飲んでる余地なし。
アニマルパニック映画さながらのアグレッシブさで、小鳥たちが群がってくるぞ!



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▲「とりのいるカフェ浅草店」の看板

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▲地下1階にくだろう

もはや定番化しつつある、動物とふれあえる系カフェ。
ネコカフェにはじまって、ウサギカフェ鷹匠カフェ爬虫類カフェなんてのもこのサイトで紹介した。カテゴリーとして円熟化してきたので、いろんな趣味趣向に対応しはじめている。

今回紹介したいのは、浅草にある「鳥のいるカフェ」。
看板も店名も、一見なんの変哲もない鳥カフェなのだが、これがとんでもないアニマルパニック空間なのだ。
動物系スポットにはこれまでもあちこち行ってきたけど、ここでしか体験できないものがある!



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▲「満足するまでふれあえる」のキャッチフレーズは偽りではない

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▲鳥の触り方をレクチャーしてくれる。頭から背中をなでるのはOK。

鳥のいるカフェは時間制。30分1000円、1時間1500円でドリンクは別料金だ。
1杯150円(安い!)でドリンクを頼めるんだけど、スタッフさんが注文をうながすことはない。
どうやら「カフェと名乗っている手前、いちおうドリンクあります」ぐらいの感覚のようで、かならずしも注文しなくていいようだし、ほかのお客さんもぜんぜんドリンクを頼んでない。
まあ、その理由はのちほど明確になるんだけど。





●フクロウにもっと甘噛みされたい

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▲受付ルームには10羽以上のフクロウがいる。かわいい。

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▲寄り添う小さなフクロウちゃん

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▲目をつむりながら、はむはむ甘噛みしてくる。たまらん。

受付ルームには10羽以上のフクロウがいる。
「お腹はストレスになっちゃうから、頭から背中をなでてください」とのこと。
優しく撫でていると、目をつむりながら、はむはむと甘噛みしてくる。たまらなくカワイイ。
これ、これ。このふれあいが動物カフェのだいご味ですよ。





●扉をひらいたら、そこは恐怖のアニマルパニック空間だった!

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まずは受付で、ルール説明をうける。

・今いるのは受付ルーム。小鳥がいるのは2重扉の向こう
・100羽以上の小鳥が放し飼いになっている
・鳥からの被害についてのクレームはうけつけない
・床も鳥だらけだから、注意して歩いて!
・フンを防ぐためにカッパを着てね!

などなど、小鳥相手にもかかわらず、ずいぶん念のはいった注意書きだ。
扉には「WARNING AREA51」(UFOが墜落されたとされる地域)とまで書かれている。



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「いやいやさすがにエリア51は大げさでしょ~」と高をくくって扉をくぐったら、ものの30秒でこの始末!
南国カラーの小鳥たちが腕、肩、頭にとどまらず、スマホやメガネにも止まってくる。
想像していた小鳥カフェとは、あまりにも異なるアグレッシブさ。



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肉を埋め尽くさんばかりに、次から次に鳥がやってくるので、なにが起こっているのかしばらく理解できなかった。


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▲10畳ぐらいの小部屋を、無数の小鳥が飛び狂っている

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▲忠告されたとおり、床も鳥だらけ。

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▲数十種類の鳥がいる。大きいやつもいるよ。

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▲ハト時計ならぬインコ時計

10畳ぐらいの空間を数十種類の小鳥たちが飛びくるっている。
忠告されたように床も鳥だらけなので、逃げることすら不可能。
鳥たちのなすがまま、我々人間はヤドリギと化すしかない。

カフェではあるものの、それほどドリンクを推してこない理由も解せる。
落ち着いて飲み物を飲んでいられる空間ではない。





●甘噛みの力が、種類によってだいぶ違う!

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ベンチに座っていたら、肩にとまってきた一羽の小鳥。
同行者が「ナウシカの世界みたいでなごみますよ~!」と囃したてたので、さっきのフクロウみたいにちょっくら甘噛みさせてみようと指を差しだす。



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「痛っ!!!」

見た目のかわいらしさとは裏腹に、目にも止まらぬスピード×強固なくちばし力で、指の肉をもってかれそうになる。
素人目には区別がつかないのだけれど、飛んでる鳥は数十種類いるので、タイプによって甘噛み力がかなり違うようだ。
ちょうどいい気持ちよさの小鳥ちゃんもいるんだけどね。





●エサを買ってからが本番

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▲「インコのおやつ」はガチャガチャで100円で買える

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▲カプセル出口で待ち構えてる

ただでさえアグレッシブな小鳥たちだが、アニマルパニック空間が剥きだしの本気をぶつけてくるのは「インコのおやつ」を買ってから。
ガチャガチャで100円で買えるんだけど、カプセル出口にはすでに待ち構えてる者までいるぞ。



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▲カプセル開ける余裕すらない

エサのはいったカプセルには穴が空いている。
匂いで分かるのか、買ったとたん、それまでの比じゃないぐらい小鳥が群がってくるのだ!
すごい勢いで両手の肉をついばむので、カプセルを開ける余裕すらない。



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あっという間に、このありさま。
顔面にも止まろうとしてくるので、ろくに目も開けられず、なにが起こっているのか分からない。まさにパニック状態。
ヒッチコックの鳥じゃん。


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▲gifで観るとこういう感じ。群がってる

「ゆったりコーヒーでも飲んで1時間くらいいようかな~」なんて思っていたんだけど、30分でヘトヘトになったのでショートコース30分1000円で出てきた。
ここはスゴイ。「満足するまでふれあえる」というキャッチコピーに嘘偽りなし!
いろんな人を連れていって反応を観たいな~という、ヘビーユーズ確定のスポットだった。





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「鳥のいるカフェ浅草店」の情報
オススメ度:★★★★☆
アクセス:浅草駅から徒歩5分
住所:東京都台東区 浅草1-12-8
電話番号:03-6802-8572
営業時間:13:00~20:00(平日)、11:00~20:00(休日)
定休日:なし
予算:30分1000円、60分1500円
関連サイト:公式サイト