浅草の「串カツりょう」には、変わり種串カツがたくさんあるよ。
タコス串カツ、ナン串カツ、ピノ串カツなどなど主食からデザートまですべて串カツで網羅している。
▲「串カツりょう」は、花やしきの目のまえにある
▲渋い店構えだ
▲だが、看板には「やきそばもんじゃ串カツ」「タコス串カツ」など変わり種がならぶ
浅草を散策していたら、花やしきの目のまえの通りに、気になるお店があった。
質素で渋い店構えの串カツさんなのだが、軒先にだした看板に「もんじゃ串カツ」「タコス串カツ」など変わり種がさらりと書かれているのだ。
もんじゃみたいな流動性のあるもの、どうやって串カツにするんだろう。疑問を晴らすべく入店した。
カウンターに腰かけ、メニューを眺めると、変わり種はタコスにもんじゃだけじゃない。
ナン、ドライカレー、バウムクーヘンなどなど、とても串カツの具材とはおもえぬ品々がならんでいるのだ。
片っ端から注文してみた。
●主食はなんだって串カツにする!
▲”ナンのいい部位”を串に刺す
▲衣をつけて揚げる。
「うちはナンのいい部分しか使わないからね~」と冗談を言いながら、店長さんが大きなナンを串カツサイズに切り、衣をつけて揚げていく。
▲ナンの串カツ 200円
そのまんまソースをかけて食べるのかとおもいきや、完成した串カツにはカレーソースがかかっていた。なるほど、これならナンの意味がある。
もちっとしたナンの食感とサクッとした衣の食感がいっぺんに味わえて、こりゃあ、うまい。
▲焼きそばもんじゃ串カツ 200円
焼きそばもんじゃ串カツには青のりがふられている。「味つけされてるからそのまま食べて」とのことだ。
焼きそばの分量がそこそこあるので、もんじゃとはいっても、そのまんま串カツとして揚げることができるようだ。
わざわざソースをかけなくても、焼きそば+もんじゃからソース味が香ってくるぞ。
▲パクチーがたっぷりかかったタコスもんじゃ 300円
タコスもんじゃはチーズとサルサソースで味付けされてて、パクチーがたっぷりかかっている。
どんな形状で出てくるのかまったく不明だったんだけど、衣の内部にはお肉がたっぷり詰まっていて、なるほど、串カツ全体でタコスを表現しているのか~。
変わり種もたんに面白要因ってわけじゃなくって、見た目もキレイだし、味もうまいから最高だ!
▲ドライカレー串カツ 200円
ドライカレー串カツは内部に、ドライカレー、すなわちお米がはいってる。
台湾の屋台には、揚げたおにぎり(具がチーズ)なんてのがあってスゴくおいしかったんだけど、それと同じ発想。うまい。
●おやつも串カツにしちゃいました
ひととおり串カツを堪能。
締めのデザートにバウムクーヘンとピノを注文した。
▲バウムクーヘンも当然揚げる
▲バウムクーヘンの串カツ 250円
バウムクーヘンも当然揚げる。
串カツになったバウムクーヘンにはちみつをかけて、生クリームがこんもり添えられている。
見ての通り、うまい。同行者たちと「カロリーの味がする!」と言い合いながら、ぺろりと食べきった。
▲ピノも当然揚げる。つなぎにつけて
▲衣をまぶして
▲ピノの串カツ(120円)の出来上がりだ
ピノも揚げる。
最初はアイスで試していたのだが揚げると破裂しちゃうので、ピノを使うようになったそうだ。チョコレートのコーティングが破裂を防ぐのだろう。
「噛むとアイスが溶けでてくるから、一口で食べてくださいね」との忠告どおり、とろけたピノが口中に広がる。
串カツスイーツ、カロリーさえ気にしなければ、ぜんぜんアリですわ。
●一番のおすすめは、半熟うずらたまごの串カツ!
▲タッパーにぎっしり詰まった、半熟のうずらたまご。むさぼり食いたい
▲1串に3個もつけてくれる
▲半熟うずらたまごの串カツ 200円
デザート串カツもいただき、人心地つき、店長さんとお話ししていると、半熟うずらたまごの串カツがダントツで一番人気だそうだ。
仕込んだ分は毎日売れきれてしまうぐらいの逸品で、常連さんのなかには「まだ残ってる?」と問い合わせてくる人もいるほどだとか。
「小さなうずらの卵を半熟にするのは難しい。柔らかすぎると串に刺せないし、ゆですぎると完熟になっちゃう」と
のことで、絶妙のバランスが必要なのだとか。
▲ハシで割ると、黄身がとろ~っと出てくるよ
とろ~っと口のなかに広がる黄身が甘くて濃厚で最高だ。これはダントツ人気になるのもうなづける。
変わり種も定番もうまいので、浅草で1杯ひっかけるなら「串カツりょう」、いいですよ!
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■「串カツりょう」の情報■
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:浅草駅から徒歩7分
住所:東京都台東区浅草2-7-22
電話番号:03-3844-2344
営業時間:16~24時(平日)、11時~23時(土日祝)
定休日:火曜
予算:2000円もあればたらふく食べてビールも飲める
関連サイト:食べログ