「関西でオススメのとこある?」と聞いてまわって、一番返ってきた答えが、ここ太陽公園だった。
いや、そりゃ、オススメするわ。むちゃくちゃ金がかかった最高面白空間だった!
「関西でどっかオススメのとこありますかね~」と情報収集したら、「あそこはヤバイ」「絶対に行け」と数多の意見を頂いたのが、ここ太陽公園でございました。
あのね、ひとこと言わせて。
情報をくれたみんな、ありがとう。最高だった。最高面白石像空間だった。
兵庫県・姫路駅前のバスターミナルからローカルバスに乗って30分。
打越新田ってバス停を降りると、そこは、四方を田畑に囲まれた静かな田舎道。「日本ですなあ」なんて感傷にひたりながら、少々歩くと、丘のうえに「日本ではないですなあ」な建造物があるじゃあないですか。
そう、これは太陽公園の一部。ノイシュヴァンシュタイン城をモデルとし、2009年に建築されたお城なのだ。
太陽公園は「石のエリア」と「城のエリア」に分かれた巨大な公園で、敷地にあっちゃこっちゃに世界中の名だたる建造物が建っているのだ。
入場料1300円を払って、石のエリアに突入すると、最初に待ち構えてるのがリアルサイズの凱旋門。
凱旋どころか初めての来園だし、なにも成し遂げてない俺がくぐってもいいのかよってぐらい、立派な門だ。
すぐ脇にはピラミッド。
ピラミッド越しに凱旋門が撮影できるスポットは、世界広しとは言えここだけでしょ。
通路の両脇には世界中の有名オブジェが、箱根駅伝の観客かってぐらいびっしり並んでる。
運営元は、愛光社会福祉事業協会という社会福祉法人。
だから、園内にはシームレスで老人ホームや福祉施設があって入居者たちがお散歩してたりする。自販機には”募金ボタン”がついてるしね。募金機能なんてあるんだな~。
そもそもこの公園は、代表者の母の死がきっかけで作られたとか。「人は死んでしまうけど、石は永遠」ってことで、石像をたくさん作ったんだって。
▲オルメカ人(メキシコ)
いきなりオルメカ人が突っ立ってたり
大量の小便小僧がいたりする。
ま、季節の変わり目だからね、こういう人たちが大量発生するのもしょうがないよね。
和洋あらゆる像がところ狭しと並んでるから、こういう”のちに犯罪へと発展しそうな構図”での撮影も楽しめる。
誰もが知ってるところでいけば、自由の女神もいるし
モアイもいる。
藪のなかには、ライオンの群れも。
いくつ三越建てりゃあいいんだ。
カッラカラの石のうえにいる、デンマークの人魚像。
はやく水辺に移してあげなきゃ、水槽から飛び出したドジョウよろしくカピカピに干からびちゃうよ。
これはシンガーポールのマーライオンらしいんだけど、マーたる象徴の水を吐いてないから、ぜんぜん分からなかったな。
ウホッいい尻な像も。
向かいにいる石像が両手をあげて驚いてるのには理由があるんだけど、それはここでは書けません。Googleの広告止められちゃうような内容だかんね。
現地に行って、ウホ尻像の正面をご覧になれば、すぐに謎は解けますよ。
●中盤からは兵馬俑の大安売り!!
石のエリア中盤にある兵馬俑抗。
倉庫風の建物に一歩足を踏み入れると・・・
兵馬俑・兵馬俑・兵馬俑!
ゲシュタルト崩壊せんばかりの兵馬俑が、ビシッと突っ立っている。
その数、じつに1000体!
一体一体顔つきも違けりゃ、ポーズも違うからね。
サイズも等身大だし、どんだけ費用かかったんだろ。
作り過ぎで余っちゃったのか、ここからのゾーンでは、兵馬俑が大安売りされている。
こんな風になんでもない道端に、兵馬俑が何十体も並んでるからね。
しっかし、この看板スゲえな。
左に曲がると、万里の長城と天安門広場とピラミッドあんだから。
青森のキリストの墓の近くで「↑ピラミッド →キリストの墓」って書かれた交通標識なら見たことあるけど、それに匹敵するスケールのデカさだわ。
万里の長城入口にも、無数の兵馬俑。
長城内に入ってみると
兵馬俑が立ち話ししてる!
なに、このジオラマ感。レゴかよ。
兵馬俑、どんだけ余ってんの。
ビートたけしみたいな兵馬俑もいた。
「始皇帝、バカ野郎」とか言うのかな。
このだだっ広い空間は天安門広場。
丘を埋め尽くす五百羅漢。
この像もまた、それぞれ表情やポーズが微妙に異なってるんだから、こだわりようが半端じゃない。
でも、パンダはこのクオリティー。
ペンキが剥げすぎて、このままじゃ熊になりそう。
ピラミッドとスフィンクスもある。
スフィンクスは獅子の神さまで、王の墓を守る役割なんだけど・・・
すぐ横にヒョウ柄の女もいたからね。
獅子の神とヒョウ柄のおばさんで、磐石の構えでしょ。カシャンカシャンとシャッター音が鳴り響いてたのに、微動だにしなかったから、おばちゃん。鉄壁ですわ。
こちらの胸像は、創設者の門口堅造さん。
まぁ、こういうとこを作る人は、自分の像をこしらえがちなんだけど、この方にはなんだか好感が湧いちゃったな。
というのも、この像が置かれてる場所が良くって。
ちょっと引いてみると・・・
ものすげえ辺鄙な場所にポツーンって置かれてるの!
普通こういうのど真ん中だったり、入口だったり、とにかく目立つとこに置きがちなのに。園の隅っこだからね!謙虚ですなあ。
●城のエリアはトリックアートだらけ!
とにかくもう展示数は多いわ、敷地面積広いわで、石のエリアだけで3時間くらいかかった。
一通り見終えて、お次は城のエリア。
お城へは専用モノレールで向かう。丘のうえにあるから、歩いたら10分くらいかかっちゃうし。
城のふもとに熊がいた。さっきのゆるいパンダといい、熊科は作るのが難しいんだろうか。
7階建てのお城の内部は、そのほとんどがトリックアートミュージアムになっている。
さっきまで散々マジなデカさの石像だの凱旋門だのを見てたので、いまさらトリックアートでもないでしょ、とサラッと流し見。
本物を作るほど資金がない場合にトリックアートって有効だと思うけど、ここ、トリック使うまでもなく本当に作れちゃうからな。
最後に、玉座で記念撮影。
1人だったからタイマーで撮ったんだけど、後ろから男女混合の若い団体客が来て、追われるように玉座を退散した。王の威厳もなにもあったものじゃない。
ちなみにこの王座の背景、普段はデコトラにイラストつけてる職人さんが描いたんだって。すごい領域に達してるな、日本のデコトラ文化。神も描けるのかよ。
交通アクセスはそんなによくないけれど、わざわざ出向く価値のあるスポットですよ~。
仲間数人でツッコミながら巡ったら、かなり楽しいでしょうね、ここ!
●追記(2014.07.11)
記事を公開したら、ちょうど壁画製作期間に行った友人(@waichiro3 )から、写真が送られてきた。
これ、デコトラ職人のおっちゃんが壁画を描いてるとこだって。教会の宗教画とか、この人に依頼してはいかがでしょ。
あと、私が行ったときには無かったんだけど、当時は城の壁に兵馬俑の絵画が飾られていたそうだ。
兵馬俑、好き過ぎるだろ!!
■「太陽公園」の情報■
オススメ度:★★★★★
アクセス:姫路駅からバスで30分くらい
住所:兵庫県姫路市打越1340
電話番号:079-266-6600
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
予算:大人1300円
関連サイト:公式サイト