
鳥取県米子市には立派なお城があります。
「壽城」といって地元お菓子メーカーの販売店なんですが、その天守閣に「ツイてる神社」があるんです。
ツイてるシールやツイてる音頭も売ってますよ。

鳥取県米子市には立派なお城があります。壽城(ことぶきじょう)といいます。
地元お菓子メーカーの寿製菓の販売店なんですよ。

広々とした城内にはいろんな鳥取土産がそろっています。
餡のはいったお菓子「因幡の白うさぎ」、栃の実でつくった「とち餅」など自社ブランドのお菓子も販売しています。
ほとんどのお菓子が試食できるので選びやすいですし、お城で目立つということもあって観光客に人気のスポット。大型バスが何台もとまっていました。

▲1人登るのがやっとの小ささ
壽城に来たら、ぜひ天守閣にのぼってみてください。いいものがありますから。
すれちがうのも難しい小さならせん階段をのぼったさきにあります。
●ツイてる神社がある

▲ツイてる神社

天守閣になにがあるのか。
そうです、ツイてる神社とツイてる鐘です。
「ツイてますか ツイてま~す 心」と印字されたツイてるシールがべたべた貼られています。
ツイてる鐘をツくとツイてる状態になるそうです。


土産売り場の隅っこでひっそりツイてるグッズも売っています。
貼れば貼るほどツイてくる「ツイてるシール」、社長の自伝「ものすごくツイてま~す」、オリジナル曲「ツイてる音頭」などなど。
じっくり見てたら「ツイてる」という言葉がゲシュタルト崩壊してきました。
「もしかしてYoutubeにツイてる音頭あがってるかな」と検索してみたら、この曲とはまた別口で、ツイてる音頭を作って歌ってるかたが何人かいました。
「桜」や「花火」といった曲名なら、かぶりもあるでしょうが、ツイてる音頭でかぶるなんておどろきです。
ツイてる人は音頭を歌いたくなるんですね。

「ツイてるシール」「すごくツイてるシール」「ものすごくツイてるシール」とツキ方によって3レベルにわかれています。
値段は一律1000円ですがツキ方によって枚数がちがいます。それぞれ16枚、8枚、6枚入り。
ツキの質をとるかツキの量をとるか、悩んでしまいますね。
『ツイてるシールについて』という説明書きがありまして、それによりますと
・このシールからでるエネルギーの強さは、明治の大将軍乃木将軍と同じ強さのエネルギー
・貼れば貼るほどツイてくる。見れば見るほどツイてくる
のだそうです。
いつからツイてくるのか?という問いには
・貼ったその場から、もうすぐにあなたはツイています。
・ツイてる人がこのシールを貼ることになっていると言ってもよい。
と答えています。

すごくツイてるシールを買いました。夕日に照らされたラメが美しいですね。
地元の人に聞くと、十数年前にこのシール、かなり流行ったそうです。わざわざ市外の人から「ツイてるシール買っといて」と頼まれることもあったとか。
「懐かしい、まだ売ってたんだ」と述懐されていました。

帰り道、ふと振り向くと、お城から煙があがっていました。
城のうしろに建ってる工場がぴったり重なり、このような不思議な光景になったようです。
まるで落城しているみたいですけど、落城していません。ツイてますね。
「寿城」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:山陰本線「伯耆大山駅」から徒歩20分ぐらい
住所:鳥取県米子市淀江町佐陀1605-1
電話番号:0859-39-4111(代表)
営業時間:9時~18時
定休日:なし
予算:ツイてるシール1000円
関連サイト:公式サイト