
2017年7月1日に
「5日間で東京日本橋から歩いて富士登山できるのか?」
という挑戦をしてまいりました。
135km+標高3776mを踏破する企画。はてさてどうなったことやら。

はい。
Twitterでリアルタイムに実況してたんですが
「5日間で東京日本橋から歩いて富士登山できるか?」
という挑戦をしてまいりました。
挑戦期間は2017年7月1日~5日まで。
「距離135km+標高3775mを5日間で踏破する」という企画の結果報告でございます!
7月4日(火)に富士山五合目の山小屋「佐藤小屋」の予約しちゃってるので、なんとしても4日間でそこまでたどりつかなきゃなりません。

▲日本橋から富士山までのマップ。めちゃくちゃ長い。
んま~~~~~~~~~~~~~~~~、長かった。
Googlemapでルートを見てください。
こんなの、徒歩の距離じゃないよ……。
八王子→大月→富士吉田を経るルートで歩きます。
取材でちょろちょろ出かけはするけど、運動らしい運動はまったくしてない人間ですからね。
こんな距離歩くのは当然はじめてです。

「富士山0合目ツアー」
のPRのためだったんだけど、ぜんぜん意味合い違ったわ。
0合目ツアーは山梨県富士吉田からスタートするんだけどね、そこまで行くのがむっちゃくちゃ長かったから!
・5日間で歩いて『東京都日本橋の別視点オフィス』から『富士山を登頂』する。
なもんで、このレポにもリアルタイムでのTwitterのつぶやきがちょくちょく挟みこまれてます。
ではでは、さっそく死闘の5日間をレポートいたします。
※計画編の記事はこちらをご覧ください。持ち物の詳細とか書いてます。
●1日目/目標地:八王子駅(約43km)
山開きしたんで富士登山してきます!日本橋から歩いて5日かけて。随時こちらで達成度を実況いたします。とりあえず雨あがってよかっ~
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月1日
【出発】7月1日9時
【到達距離】0km/135kmhttps://t.co/E21pwuVHWe pic.twitter.com/gwntR478HI
富士山が山開きする7月1日9時に東京・日本橋の「別視点オフィス」からスタートです。
登山メンバーは私・松澤(赤)と、別視点社員でデザイン&カメラを担当してる斎藤(青)の2人。

▲別視点ナイト@渋谷の東京カルチャーカルチャー
ちなみにその前日23時頃までトークライブ「別視点ナイト」やってましたからね。
一夜にして、トークイベントから長距離歩行へ大きく振れて、気持ちの整理もつかぬまま、旅立っております。

40分ほど歩いて皇居到着。全行程135km中3km歩いた計算です。
杉並区永福町の「草むら」で昼休憩。オールドクラシックなワンタン麺と具だくさん餃子!なかにあんこがはいったつるかめ餅も買い食いした。全部うめー!
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月1日
【出発】7月1日9時/3時間30分経過
【到達距離】16kmm/135km pic.twitter.com/r2WNHPe8N3
昼飯休憩をするころには杉並区まで着いてます。

ちなみにおやつで食べたのがこれ。
中にあんこがはいってるみたらし団子「つるかめ餅」だよ。ムチムチでうめー
この挑戦、とにかく淡々と歩きつづけるだけなので、楽しみは食事とお風呂と睡眠だけです。
三鷹市のマクドナルドで小休憩。
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月1日
今日の行程予定のちょうど半分くらい歩きおわった!ラッキー!どういうわけか足が疲れてきた
【出発】7月1日9時/5時間30分経過
【到達距離】23kmm/135km pic.twitter.com/uSDwWPEKuR
「どうせ休憩するなら、各地各地の味のある喫茶店とかはいろう」
って挑戦前に話しあってたんだけど、実際スタートしてみると、そうそう都合よくそういう店ないんですわ。
あっても大きな道から少しそれたところだったり。
「ほんの100m~200mでも余分な距離を歩きたくない!」って確固たる意志が生まれてるので、結局はロードサイド沿いにあるマクドナルドに入っちゃうんだよね。挑戦中、3回は入ったな。

とことこ歩いていると、やたら虫にぶつかるのです。
3分間で2回、全速力の虫が喉に衝突してきて、チョップを喰らったみたいに「ブぺ!」ってなったので何者かが大きな力が富士山行きを阻止していたのかもしれません。

まだ、このころは道すがらであればこういう寄り道もできるぐらいのパワーがありましたね。

今日の目的地・八王子まであと18km!
この時点で時間は17時。到達距離は30kmm/135kmだ。

足や膝より、まっさきにトラブルを起こしたのはお尻。
尻と尻のあいだが靴擦れみたいにヒリヒリするから、摩擦をおさえるためにベビークリームを買いました。
尻と尻のあいだに塗ったら、尻の擦り切れた部分に染みこんで燃えるように熱いのね。
「なんでこんなに熱いのかよ、尻という名の宝もの」とつぶやいたら、乳首と布、お尻とお尻の摩擦をおさえるためのマラソン用のクリームって実際にあるよ、と教えてもらいました。
これね。
やっぱり尻こすれに悩むランナーっているのか。

関係ないけど、Twitterが落ちてました。

とまあ、余裕モードだったのはここまで。
歩行距離が30kmを超えたあたりからグッとしんどくなりました。
もうね、富士山どころかこの程度の斜度の坂ですらしんどいの。

信号が赤になるたびに禅僧のようになってました。
なんでこんなに疲れるのかよ、道という名の宝もの
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月1日
つぶやきもこれっぽっちも脳みそのエネルギーを使っていません。

「肉体の限界を味わいたくて歩きはじめて、だんだんそれに近づいてきている!これこれ!求めてたのはこれなんだよ!パーティーのはじまりだぜ!」
と聞こえるか聞こえないかのぼそぼそした声で座りながら、ブツブツ言ってるところです。
日野「のマンマパスタ」で夕食!疲れた体にババロアが染みこむ~。本日の目的地・八王子まであと8km。ラッキー!
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月1日
【出発】7月1日9時/11時間30分経過
【到達距離】36km/135kmhttps://t.co/E21pwuVHWe pic.twitter.com/UvanoBzkYg
日野市まで到着して、夕食です。
この店、辺鄙なところにあるわりに店員の女の子たちがやたらめったらカワイイ子ばかりだったので、疲れのあまり桃源郷が見えていたのかもしれません。
「このサンドラックは!」とあたりをつけた近所の人が応援に来てくれた!めちゃくちゃ元気でた🐙🐙 pic.twitter.com/8bKSwX3xrB
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月1日
歩行時間が12時間を超え、ヘットヘトになっているところで、なんとTwitter実況を見てくれていた方が応援にかけつけてくれました!
「松澤さん!」と声かけられたときは幻覚かとおもいましたね。

ホテル入る前にスーパー銭湯に行ったんだけど、もうヘトヘト過ぎてエレベーターで立てなかった。
サウナの中に2分もいられないし、水風呂で外気浴してたらつむじまで鳥肌立って寒気して「ヤバい体調崩したかも!」とビビりあがりました。
「日本橋から歩いて富士登山」1日目終了。八王子のホテル到着。おもわず『ホテル到着喜びの舞』を踊ってしまいました!眠ってどこまで回復するのか……明日になるのが怖い!
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月1日
【出発】7月1日9時/15時間経過
【到達距離】44km/135km pic.twitter.com/bgo44AhJ85
24時、ホテルに到着。
そりゃあ、おもわず「ホテル到着喜びの舞」を踊っちゃいますよね~~~~~。
●2日目 目標地:山梨県の上野原駅(約30km)
10時間寝て2日目八王子スタート!コンタクトとるのも面倒なくらい疲労困憊してたけど目覚めたらかなり体力回復してた。アミノバイタルを歩行前後に摂取。
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月2日
【2日目出発】7月2日10時/1日+0時間経過
【到達距離】44km/135km pic.twitter.com/xzr2tpCxns
正直、寝る前は「この足、明日どうなってるの……。寝るのが怖い!!」と畏れていたんですが、一夜明けたらわりと体力回復しててホッ。
この日からアミノバイタルを1日3回補給します。
ちなみに、上の写真にたまたまうつりこんだ「荒井呉服店」はユーミンの実家だそうです

1時間も歩くと、すっごく遠くに富士山が見えてまいりました。
あそこまで行くのか…。

この日の歩行予定距離は30km。
1日目に比べて少ないので気持ちが楽だったのも束の間、Google Mapに従っていたら歩行者は行けない道に誘導されて2km遠回りするはめになった……。
これは落ち込んだなあ。
くそー、バイパスめーー、バイパスだけは許さねえ💢
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月2日
まだバイパスは許してません。
グーグルマップにしたがってたら歩行禁止の道に導かれ2km無駄足。バイパスだけは絶対許さない。高尾の食事処でハムエッグ食べる。高尾山登ると思われてるだろうな
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月2日
【2日目出発】7月2日10時/1日+3時間経過
【距離】52km/135km pic.twitter.com/JX3l09hf7P
3時間経過して、高尾駅に到着です。
格好からして高尾山に登る人だとおもわれていることでしょう。
「いまの疲労度どれくらい?おれ75%超えてるんだけど……」って聞いたら「0%ですね」と斎藤くん。体力モンスター、体力神さまがあらわれた。
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月2日
このあたりから如実にパートナー斎藤さんとの体力差があらわれてきます。
3時間歩いてすでに疲労度が75%を突破している私に対して、彼の疲労度は0%。
「このペースなら無限に歩けます」と言っていた。
……体力の神だ。
ありあまる体力を下賤の民に配ってあるく、体力神さまだ。

高尾を過ぎたあたりから歩道を歩く人なんて、ほとんどいなくなります。車が行き来するだけの世界です。
30分歩いては7分休憩してを繰り返してなんとか歩いてる状態。
邪魔にならないよう横になって体力回復を狙います。
富士山遠い pic.twitter.com/UMOSzzueBJ
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月2日
歩き方もこんな感じですからね。
富士山で活躍するはずのステッキをすでにフル活用。よちよち歩きもいいとこですわ。

「こんなことができて幸せ。すごく楽しい。もっと歩きたい!」と自己催眠の呪文をとなえながら歩いてます。


相模湖「弁天島温泉」に入って一時休憩。湯船の横のタイルでも横になってます。
疲れ八里の半次郎「疲れったら疲れ」
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月2日
当然、つぶやきも省エネです。
昨日までは「こんご別視点どうしようか」とか話してたんだけど、今日は大きな声で「なんでこんなに暗いのかよ、夜という名の宝もの」とか替え歌うたってるだけ。
「らめー!もぅ歩けないーー!こんな遠いの足が壊れちゃう」とか弱音を吐いてる俺に対して、斎藤くんは一切吐かないのでどうしてか聞いたら「最初から絶望してるからですよ。絶望してれば期待もないし弱音もありません」って大切なことを教えてくれました。
「10分休憩ねがいます!」と囚人のように大きな声で申請して休ませていただいております pic.twitter.com/a1nTqvYbM8
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月2日
夜20時。2日目歩きはじめて10時間経過。歩行距離は70km/135km。
二日目の目的地・山梨県上野原のホテルに到着!疲労してるけどまだ体が痛いわけじゃないので上々です
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月2日
【2日目出発】7月2日10時/1日+11時間30分経過
【到達距離】74km/135kmhttps://t.co/E21pwuVHWe pic.twitter.com/dEMnIMFBdk
夜21時半、目的地の山梨県上野原のホテルに到着。
体力の貯金は尽きているけど、ヒザや足など体は痛くないのが救いです。
「ホテル到着喜びの熱波」やっちゃうな pic.twitter.com/tRK3SOqyXv
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月2日
当然「ホテル到着喜びの舞」やっちゃうよね~~~~。
ちなみに斎藤さんがやっているのは熱波です。
熱波とはサウナ内の熱い空気をかきまぜるタオルさばきのことで、彼は「熱波師検定B」も保有しているのです。
●3日目 目標地:山梨県の下吉田駅(約39km)
三日目上野原スタート!受付に謎の紳士からのリポD差し入れがあったり、応援のモヒカン男性が出待ちされてたりめちゃくちゃやる気でました!いってまいります!
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月3日
【3日目出発】7月3日10時/2日+0時間経過
【到達距離】74km/135km pic.twitter.com/ckJSCiKkOZ
3日目、チェックアウトをしようとすると、けげんな表情のフロントマンが
「昨夜、男性がいらっしゃってお二人への差し入れを置いていかれました。名前はお聞きしても名乗らなかったです」
とリポDを取りだしました。
そりゃ、けげんな顔にもなります。
ビジネスホテルに泊まってるだけの2人組に匿名の差し入れが届くっておかしいですから!
Twitterをご覧になったどなたかが持ってきてくれたんですね!ありがとうございます!!
しかも、ホテルを出たところにもう1名、出待ちのかたまでいらっしゃいました。
別視点の本もお持ちだったのでサインをしました。なんだか24時間マラソンをやってる気分です。
ここまで3名のかたが応援にお越しいただいて、とてもありがたく元気をもらえたのですが、すべて男性というのはどういうことでしょうか。
「きっと女の子も応援にくるはずだよ!ラッキー!」なんて話していましたが、ここからは1人たりとも応援はなく、孤独な闘いに突入します。
は~、疲れ八里の半次郎とはよく言ったものだなぁ
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月3日
この日の歩行距離は39km。もう2日歩いてきた足には途方もなく長い距離です。
いらない情報をいれずムダな感情を捨てるため、足元を見てひたすら「1,2,3,4,5,6」と歩行数を数えていました。
気をまぎらわすために「ムチムチでかわいいもの古今東西」しててお餅とか綾瀬はるかとかフグとか30分やり合ってたけど『橋本真也』が出た時点で「あーーっそれーー」ってなって終わりました。

喫茶店のおばちゃんに「東京から歩いてきたんですよ」と告げると「え~~~~~~~~!」と予想通りの嬉しい反応が返ってきて、揚げまんじゅうをサービスしてくれました。

3日目17時半をまわって、いよいよ富士山が近づいてまいりました!
「一歩一歩あるけば、こうして辿りつくんですよ」と体力神さま。「別視点の成功も同じかな」と言ったら「富士山は成功ではないですよ」と。「じゃあ、富士山ってなに?」に「山です。たんなる山ですよ」と教えてくださいました。

個室で横になれるのでカラオケで休憩。
富士山目指してるときに歌う「乙女、パスタに感動」は胸に響きますね。
体力神さま、死ぬほど元気なんだけど pic.twitter.com/OJWGYGK8DU
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月3日
体力神さま、死ぬほど元気です。

日も暮れて、人生で一番疲れております……。
充電の切れたスマホみたいに10分休憩したら10分動ける+スマホのラスト1%だけやたら長く使えるみたいなボーナスで計25分歩けるみたいな体力の自転車操業。

なにぶん25分に1回、休憩をはさまないと歩けない体になってるものですから、体力神さまとはペースの違いが出てきます。
体力神さまは「止まるとヒザが固まるので、先に行ってます」とビジネスホテルへと先をいそがれた。休憩する凡夫とはしばしのお別れです。
山梨県下吉田のホテルに到着!三日目に38kmはかなりしんどかったけど富士山はもう目と鼻の先!
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月3日
【3日目出発】7月3日10時/2日+13時間30分経過
【到達距離】114km/135kmhttps://t.co/E21pwuVHWe pic.twitter.com/rnHzRtQjwM
夜23時半。目的地の山梨県下吉田到着です。到達距離は114km/135km。
いよいよ富士山のおひざ元に入りました。
だから『ホテル到着喜びの舞』踊っちゃうな pic.twitter.com/L5JYEghohR
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月3日
ま、だからもちろん「ホテル到着喜びの舞」踊っちゃいますよね。
台風、マジ頼む~~
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月3日
ここにきて、予定外の刺客があらわれます。
そうです、台風です。
翌日泊まる五合目の山小屋から
「7月5日、台風直撃だからキャンセルをおすすめします。こういうケースなのでキャンセル料も大丈夫ですよ。最終的には自己判断ですが」
と電話きました。
そう、天気予想によると、富士登山アタックの5日目にドンピシャで台風が直撃するのです!
どういうこと~~~~~~~~~。
とりあえず翌日は五合目まで向い、奇跡的に台風がルート変更するのを祈ります。
直撃するなら無念の断念。それるならアタック。
この体の状態で台風の富士山を登るのは無謀すぎるので……。
●4日目 目標地:富士山5合目「佐藤小屋」(約22km)

ホテルをチェックアウトして4日目スタート。
宿泊代9350円だったので1万50円出したら「お釣りの5千円です」ってめちゃくちゃな間違いされました。
写真は、富士信仰の象徴「金鳥居」
でけえ!富士山頂までにある一番最初の鳥居だよ。
かつて富士吉田口の登山道入り口だった「北口本宮富士浅間神社」で金剛杖と日笠を買って、富士登山スタート!いまは五合目からが主流だけど、昔はここから。
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月4日
【4日目出発】7月4日10時/3日+2時間30分経過
【距離】117km/135km pic.twitter.com/A0dYCBy9vZ
富士山0合目ツアーでのスタート地点となる「北口本宮富士浅間神社」に到着。
いまとなっては車で5合目まで行って、そこから登るのが主流だけど、もともとはここが0合目。
金剛杖に焼き印を押してもらって、4日目にしていよいよ富士登山スタートです!

「0~5合目は普通の道かな」なんておもってたけど、もうね、がっつり山登り。
5合目って言ったって標高2300mぐらいなので、がんがん登ります。
わざわざここから登り始める人もほとんどいませんね。
全体重を杖に乗せ、杖を引っ張りよせて腕力で歩いているような状態。
しかも、休憩して地面に横になってるとめちゃくちゃアブやハエがよってくるんです。
死肉だとおもわれてたのかも。
ヤバ疲れヤバ郎
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月4日
ヤバヤバヘビがやってくる
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月4日
あまりの疲れに、なにもかかってないダジャレしか言えない。


ひーこらひーこら言いながら、休み休み登ること3時間。
泊まる予定だった五合目の山小屋に到着しました。
山小屋特有の400円カップラーメン食べて人心地つきました。合目があがるにつれて、カップラーメンの値段も高くなるんだよね。
東京から歩いてきたって言ったら「バカじゃねえの!」と山小屋のおじさんが笑ってくれたので苦労が報われました。
さて、ここで企画続行を検討するため、山小屋のおじさんと台風について話し合う。
この時点でも台風直撃は変わらず。ただしぶつかる時間はわりと早め。深夜~早朝にかけて台風がやってきて、翌朝9時過ぎに通りすぎてるんじゃないかと。
ただし「風はめちゃくちゃ強いはずだよ」とのこと。
ん~~~~~~~~。
せっかくここまでやってきたからめちゃくちゃ悩んだけれど、体力をかんがえると朝9時過ぎの出発だと日帰りで登って帰れないかもなと。


これが4日かけて見たかった光景よ。来たな~~。
悩んだ結果、ここはやはり安全をとってリタイヤすることに。
無念のリタイアですが、もぅいまの俺はここが限界と山の神さまのお導きかもしれません。
『富士山五合目到着喜びの舞』踊っちゃうよな~~ pic.twitter.com/oyhq8VAMnK
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年7月4日
とはいえ「富士山ご合目到着喜びの舞」は踊っちゃいますよね!
15時半、富士山五合目到着。0~5合目登るだけでハチャメチャ疲れた。ここから山頂を目指す予定でしたが台風&体力ヤバイでリタイア致します。ご覧いただきありがとうございました!いつかまた!
— 東京別視点ガイド (@another_tokyo) 2017年7月4日
【経過】4日間
【距離】135km/135km pic.twitter.com/lZvUpZY0Cq
というわけで、結果は
◎4日で富士山五合目まで行けたけど、登頂はできなかった
です!
残念ながら台風の影響で富士山登頂はできませんでした。
— 斎藤ようへい (@pokechin2) 2017年7月4日
今の率直な感想は、「終わってよかった。2度とやるか!」です。
ただし、2〜3年経つと疲れの記憶はなくなり、充実感の思い出だけが残ります。その影響で今まで富士山を5度も登ってしまいました。でもこのチャレンジは2度とやりません。 pic.twitter.com/6NobxJTQTe
「悔やじ~~~~~~~~~~~~~~~~~。いつかリベンジしてやる!!!」とおもう私のかたわら、体力神さまは2度とやりませんと宣言しています。

五合目からは新宿行きの高速バスが出ています。いやあ、早い。
バスって知ってますか?まったく疲れず、たった2時間半で、数十人の人間が移動できるんですよ!すごいですね!!
体力ゼロになって気がついたことなんですけど、体力ない時って店員のちょっとしたモタつきにも「早くしろよ」ってイラついちゃってたんですよ。優しさは余剰体力だとおもいましたね。お店でやたらクレームつけてるのって大抵ジジイなのは単純に体力ないからじゃないかな。

【リベンジに向けての戦略改善】
●予備日を1日もうける
●山登り装備は最後のホテルに届けとく(最終日しか使わないのにずっと重い)
●脂肪を5kg落とす(長距離歩行の荷物)
とかですね。
あとは当然だけど、毎日ジョギングして体力&筋力つけるとか。
グレードアップした状態でリベンジしたいんで、帰ってからすぐにジムに加入して、週に4度は走ってます。
見てろよ、富士山!!!
今度は登頂してやるからな!!!