
2016年5月15日に
「圧倒的個性!コンクリート動物に会いにいくツアー」
をやりました!
そのさいのレポートです。

▲秘蔵の「コンクリート動物スライドショー」は、なんと300枚にもおよんだ。
5月15日に「圧倒的個性!コンクリート動物に会いにいくツアー」をやりました!
ガイド役は、日本全国の公園遊具を収集し、「コンクリート動物百景」の著者である、あさみん氏。
公園のなかに生息しているコンクリート製の動物遊具を中心に、写真におさめている。
まずは別視点サロンにて、1時間のスライドショー。「コンクリート動物に会いに行くツアー」に参加しました 最初にスライドショー #別視点ツアー pic.twitter.com/bVZvS5IW44
— メイリ (@tj_q7) 2016年5月15日
撮りためていた秘蔵のコンクリート動物たちを一挙に公開していただいた。
スライドの数は、なんと300枚にもおよんだ。
なんだったら、これだけで2~3時間のトークライブできるよってぐらいの密度だ。

スライドショーでは「なぜ今コンクリート動物なのか?」「その鑑賞ポイントとは?」なども発表した。
コンクリート遊具が登場したのがだいたい40~50年前ぐらい、コンクリートの耐久年数もおなじく40~50年ほど。
ちょうど取り替え時にさしかかっていて、コンクリート製からFRP(ガラス繊維強化プラスチック)の遊具に切り替えているとか。うかうかしているとどんどん無くなってしまうのだ。

あさみん氏によれば公園遊具の見どころは
1:レトロで素朴なコンクリートの風合い
2:動物の形を活かしてるかどうか
3:手作りならではのオリジナリティ とのこと。
これらのポイントを頭にいれて、実際に、三ノ輪~町屋間の公園遊具を鑑賞にいった。
ツアーの途中で出会ったアンパンマンとペンギン 街を歩けば出会いがあるものよ#別視点ツアー pic.twitter.com/tCdLQa40in — 蘭ちゃん (@rankuno1) 2016年5月15日主テーマではないもの、ツアーの醍醐味はこういうひょんなオモシロに出会えること。
廃品工場の入り口にあった手作りアンパンマンとペンギンだ。
ちょうど作者のおじさんもいて、お話しをうかがったところ、回収でゲットしたプロパンガスの空きボンベやエアコンのパーツなどで作ったそうだ。
アンパンマンは鉄製なので、バタコの腕力ではあたらしい顔を投げることができない。

足立区の犬フン看板は、フンを散歩させている。

▲ツアー参加者に、コンクリート動物の現役プレイヤーがいらっしゃった
肝心のコンクリート動物。5つの公園巡って、珍しいコンクリート動物たちを鑑賞していく。
ツアー参加者のなかに、親子連れのかたがいらっしゃって、小学生の娘さんが存分に楽しんでいた。
さすがは現役プレイヤー、スライドショーの最中も「乗ってみたい!」「遊びたい!」とプレイヤー目線の感想をのべていた。

キリンのコンクリートすべり台は、意外と珍しいそうだ。 眉毛がきりりといさましい。


カバのすべり台を堪能する、現役プレイヤーの参加者。
すべて巡り終わって「このカバが一番面白かった!」との感想だった。
ちなみに、このカバ。もともとは地味な色あいだったのを、ピンクに塗りなおしているそうだ。
女性ユーザーを狙ったのか、はたまた「カバの汗はピンク色」という雑学と関係しているのか。

派手さはないものの、公園の隅にポツンとたたずむウサギのライド。
好きなのは、補色のウサギ、ちんまりしたウサギどっちもウサギでした#東京別視点ツアー pic.twitter.com/3kde6VS0PZ — 木村りべか (@pyooi) 2016年5月15日
そういった小さきコンクリ動物に魅了される参加者もいる。


こんな目力の強いライオンも。
ライドタイプの動物は、以前はコンクリートでしたが最近はもっぱらFRPのようですね。FRPは型で作るのでどれも同じ形に。しかし職人たちは塗装で個性を出したがります。 pic.twitter.com/y1oHu7xP3X — あさみん (@papicocafe) 2016年5月16日FRP製は同じ形になってしまうので、塗装でオリジナリティーを出しがちだそうだ。

ツアー参加者の方が気づいたのだが、こちらの公園は水飲み場がラッパであった。
かなりレアで、あさみん氏もこれに出会ったのは2度目ということ。

最後は、コンクリート動物と一緒に記念撮影。
スライドショー1時間+ツアー2時間、コンクリート動物愛がぎっちり詰めこまれたツアーとなりました。

著作にサインを求められ、ウサギちゃんの背中を借りるガイドあさみん氏。
◎ガイド・あさみん/ twitter、instagram