ずっとやってみたかった髪型、アフロにしてみた。
もうね、完全に大阪のおばちゃんですわ!最高!
どんぐらいの髪の長さで出来るの?いくらかかるの?何時間かかる?という疑問にお答えします。
ずっとアフロにしたかった。
ここ数年、アフロかけたいアフロかけたいと思っていた。
なぜなら丸っこいものが好きだからだ。
球体に近ければ近いほど良いという価値観を持っているので、バボちゃんも好きだし、カービィも好き。好みの女性も圧倒的に丸顔だ。
好きなものになりたいと願うのは万民共通の欲望。
私もなるべく球体に近づきたい。
そうとなれば、アフロである。
あんなに丸い髪型はほかにあるまい。
アフロをかけさえすれば、ふよふよと丸っこいトイプードルのようになれるのではないか。
トイプードルは頭、胴体、足、しっぽに小さなアフロをくっつけた合成ロボみたいな生きものだ。
中居正弘は貝になりたがっていたが、私はトイプードルになりたい。そう切に願っていた。
▲大体15㎝ぐらいまで伸ばした
とはいえ、かなり長髪に伸ばしておかなきゃ、やれないイメージだったのでなかなか手が出せなかった。
しかし、アフロを得意とする高円寺の美容室に電話してみたところ「長さ15㎝もあればしっかり膨らみますよ」と有力情報を教えてくれた。
なんだ、15㎝でいいのか!
なぜ学校でアフロに必要な髪の長さを教えてくれなかったのか。
フランシスコザビエルのような特殊スタイリングは伝来の年月まで教えておきながら、アフロについてはだんまりとはどうも解せない。なにか意図があるのではないか。
事実を知ってから3か月。
猛暑でわずらわしかったが千円カットに行くのをグッとこらえて、長さ15㎝まで伸ばした。
それが上の写真である。
なんだ、15㎝でいいのか!
なぜ学校でアフロに必要な髪の長さを教えてくれなかったのか。
フランシスコザビエルのような特殊スタイリングは伝来の年月まで教えておきながら、アフロについてはだんまりとはどうも解せない。なにか意図があるのではないか。
事実を知ってから3か月。
猛暑でわずらわしかったが千円カットに行くのをグッとこらえて、長さ15㎝まで伸ばした。
それが上の写真である。
アフロの予約を来週木曜日にした。髪型変えるのなんて大学生以来だからドキドキするぜ~~~~~~。トイプードルのようになって、髪の毛のなかにアメとかわらび餅とかみたらし団子とか入れて、お腹の空いた人に配ってあげるんだ~~~~。
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年8月13日
伸びるやいなや、すぐさま電話をかけてアフロの予約をした。
大学生デビューをするために、金髪パーマにして以来の大幅な髪型変更である。
ドキドキしながらその日を待った。
●アフロは5時間かかる!
前述のアフロを得意とする高円寺の美容室来た。
どういうアフロにするか協議を重ね、結果「柔らかみのあるソフトアフロ」に決定した。
もっと髪が長ければツイストをかけたり、竹串で巻いて密度を濃くすることも可能なようだ。
長さをそろえるために少しだけカットして、第一段階のパーマ液を染みこませる。まだロットは巻かない。40分ほどUFOみたいな機械で温めた。
この過程を経ておけば、あとあと巻いたときによくパーマがかかって、持続力も増し、すぐに取れてしまうことがないそうだ。
染み込みが足りず、二度目のパーマ液浸透。
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年8月17日
スタートから二時間たって、いまだロットを巻くところにたどり着かず疲れてきた。 pic.twitter.com/17qcmDNkva
髪質や普段使っているシャンプーによって、このパーマ液浸透の工程を何度やるかが変わってくる。
自分は一発で決まらず、2度目に突入。
美容師さんはアフロにするメカニズムを丁寧に説明してくれたのだが「現代のシャンプーは松居一代と同じ理論」を力説していて、なんのことやら意味がよく分からなかった。
3!回!目! pic.twitter.com/7Pncx34sOg
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年8月17日
3回目でようやくパーマ液が効いてきた。
3時間ずっと座っていたので腰が痛くなってくる。
合間合間でストレッチして体をほぐしたほうがいいよ。
ちなみにお値段はこの工程を何回繰り返すかによって変わってくる。
いままでで一番長い時間かかった人は、朝10時に来て夜9時に終わったんだって。
自分はお値段1万9千円だった。アフロってもっと金かかるとおもってた。
いよいよロットを巻く。
大体80本くらいのロットを20分ほどかけて巻いていく。
ツイストパーマだと200~300本巻くそうだから、それに比べればソフトアフロはめちゃくちゃ密度が高いってわけじゃない。
ツイストパーマだと200~300本巻くそうだから、それに比べればソフトアフロはめちゃくちゃ密度が高いってわけじゃない。
そして、頭が水浸しになるくらいパーマ液をぶっかけて、20分ほど染みこませる。
ねるねるね~るねみたく1液、2液があるそうだ。
「1液で細胞を壊す→2液で髪の形を決める→2回目の2液で固定する」
という流れ。
計3回、パーマ液をぶっかけて頭を温めるの繰り返しだ。
●大阪のおばちゃんになれた!!
3度のパーマ液ぶっかけ騒動をへて、とうとう完成の時。
パーマ液を流しながら「とはいえ、そんな膨らんでねえだろうな~」とか思いつつ鏡見たら……
や……や………
やった~~~~~~~~~!!
大阪のおばちゃんになれたぞ~~~~~~~~~~!
ばんざ~~~~~~~~~~~い!!ばんざ~~~~~~~~~い!!
【before】
【after】
思ったよりもぜんぜんしっかり膨らんだなあ~。
俺が大泉逸郎だったら「なんでこんなに膨らむのかよ、髪という名の宝もの」って演歌作っちゃうよ!
洗髪した直後はこんな感じでちっこいベビーアフロ状態。
これはこれで幼少期のマイケルジャクソンもしくはガキの使いのおばちゃんみたいで良いよね。
まあ、気分次第でこれでもOK!
乾かしてからクシで梳かしてカールをほぐすと、アフロがでっかくなっていく。
アフロコームっていう専門クシもあるんだけど、普通のクシでもぜんぜん大丈夫だよ。
ちょっとクシをいれたら、こんな感じで丸っこいアフロになるのだ!
●大阪のおばちゃんっぽい格好で外に出よう
別視点のオフィスにあった服を着て、もっとも大阪のおばちゃんっぽいスタイリングで外に出た。
上は「友だちがフランス土産くれたエッフェル塔のシャツ」、下は「大阪の新世界で買った前面猫柄のタイツ」だ。
年齢も性別も社会的にどういうカテゴリーに属しているかも分からない奴、いっちょあがりだ。
花を愛でるおばちゃん。
もしやと思って、ゴムで結わいて髪をまとめてみたら……
おいおいおい、ゴムで結わいたらめちゃくちゃサザエさんじゃん!
みんなが笑ってるお日さまも笑ってるル~ルルルルルル今日もいい天気じゃん!!
●食べ物は入るのか?
▲この写真、アフロの中にすでにいろいろ入ってます
ここまで読んできたみなさんの頭には、こんな疑問が浮かんでることだろう。
アフロのなかに食べ物をしまえるのか?と。
黒柳徹子はそのたわわな髪の内部に、アメ玉を隠し持つことでおなじみだ。
徹子ほどはないにせよ、アフロもなにかを収納するのに適した構造。
どんな物が入るのか検証してみた。
ちょっと小腹が空いたな~~~~~~
甘いのでも食べようかな~~~~
ごそごそ
あった、あった~~~~
コアラのマーチだよ~~~
アフロのなかに一袋全部入るからね、俺の頭はもはやオーストラリアだよ。
うめ~~~!
アフロで温めたコアラのマーチ、うめ~~~~~~~~~!!
秀吉もアフロにして、草履を頭で温めたらよかったのに~~~~。
なにが出るかな~~~、なにが出るかな~~~~~~
じゃ~~~ん、ゆで玉子でした~~~!
球体だから滑りやすくて、さすがに玉子は1つ入れるのが限界だね。
小さなマヨネーズボトルも入れてみようと試したけど、アフロがこのデカさじゃ固定しきれなくてムリだった。
アフロのなかにどれだけ食べ物をしまえるか検証してみたので、動画でどうぞ。手品みたいだよ。
◎コアラのマーチ
◎男飴
◎アリナミンV
◎フリスク
ぐらいならいっぺんにしまえちゃうね。
お弁当箱としても使えるぞ、アフロ!
すごいぞ、アフロ!
実用的だぞ、アフロ!!
●アフロにしてみての感想
・大阪のおばちゃんみたいで陽気っぽく見える
・町を歩いててガラスに映る自分のシルエットが面白い
・地味な服着ても派手な服着ても、なんか成立してるような気がする
・直毛時代を知ってる人に会うとウケる
・アフロのなかにお菓子やドリンクをしまえる
まだ1日しかたってないけど、いや~、むちゃくちゃ気にいってるよ。
アフロ最高~~~~~~!!
多くの事を経験すると、視野や知識が広がり、とても人生の勉強になりますよね。
(今まで気付かなかった新たな発見や楽しみが見つかると言うか。)
僕は休日は家で過ごす事が多いのですが、月に1回は(主に、まだ行った事のない有名な場所に)外出するように心掛けています。
色々と新鮮な体験が出来て、結構楽しいです(^^)