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香港にキティ―ちゃんをモチーフにした中華料理屋さんがあるよ。その名は「中菜軒」だ。
キティ―の顔面をこさえたご飯ものや、キティ―の顔面の形をしたエビ餃子など、さまざまなキティ―の顔面料理が食べられるぞ!
 

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▲ほとばしるカリスマ性からキティ―の顔面がまばゆく発光している

香港の佐敦駅(ジョーダン駅)に「ハローキティーをモチーフにした中華料理屋さん」があるよ。その名は中菜軒。若者が集う界隈だけに、カップルや学生グループが雨のなか並んでいた。
キティ―ちゃんを使うからにはカフェやケーキ屋っていうんなら分かるけど、中華料理にしちゃうところが香港っぽいよね。



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6名ほど列ができていたけど、回転はそこそこ早いようで5分も待たずに入店できた。
チャイナドレスを着こんだキティ―ちゃんがお出迎えしてくれる。



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壁にはキティ―柄の文様が刻まれている。



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照明からはキティ―の顔面が吊るされてるし



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椅子にだってキティ―のリボンが描かれている。右をみても左を見てもキティ―づくしだ。



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もちろんメニューだってキティ―だらけ。
キティ―の顔面をこさえた料理もあれば、キティ―のリボンをかたどった料理もある。いずれにしてもでっかいエビを使っていたり、本格的なおこわに蒸しあげてたり、けっこうちゃんと中華してる印象だ。
1つ1つがいいお値段するので、あれもこれもと頼めるわけでもなく、熟考の末、写真映えしそうな2品を注文した。



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待ってる間にお通しが出てきたんだけど、これがなかなか渋い一品。カシューナッツを甘く味つけしたもの、というまるでサンリオ感のない中華なお通しだ。
口寂しさにあてがうのにちょうどよく、ボリボリかじりながらキティ―飯の到着を待つ。





すげえ可愛いキティ―飯がやってきた!

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▲ハローキティ―海老餃子 68香港ドル(1000円ぐらい)

まずは前菜のエビ餃子だ。4個で68香港ドル(1000円ぐらい)となかなか強気のお値段だ。
顔がついてるのは1つだけで、残りの3つはのっぺらぼう。リボンがついてるだけである。



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さすがサンリオ公式店だけあって、造形のクオリティーは高い。パチモン特有の崩れたおかしみは存在しない。
ぷりっとしたエビを、もちもちの皮で包んでいるので、普通にエビ餃子としておいしいよ。



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食べ終えてみれば、下に敷いてあるシートまでキティ―仕様であった。なかなか凝ってるではないか。



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▲海老タマゴキティー飯 128香港ドル(2000円ぐらい)

そしてメインディッシュはこちら、海老とタマゴのキティ―飯だ。値段は2000円とこれまたイカツイ観光価格をはじきだしている。なんだかキティ―ちゃんなどと気安く呼ぶことがはばかられ、キティ―さん、もしくはキティ―さまとでも呼ぶべき高貴な存在におもえてきた。



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キティ―さんの顔面は白米、鼻はコーン、両脇に海老とブロッコリーを配置し、ハート型のピーマンが置かれている。
周りを埋める緑色の物体は、茶碗蒸しである。



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これまたぷりっとして美味しいエビなのだが、いかんせん味つけが薄くて、ご飯のおかずには心もとない感じ。茶碗蒸し、薄味の海老とブロッコリーをおともに白米を食べることになるぞ。



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まあ、当然のことながら、途中経過はこういうことになる。食べたくなるほどカワイイけれど、食べたら食べたで無残な姿になるというジレンマをサンリオ好きはどう乗り越えているのだろうか。
東京銘菓ひよこのように、どこから食べはじめるかで意見が分かれそうなレストランであった。





【中菜軒への行き方】

1:地下鉄「柯士甸駅(オースティン駅)」から徒歩4分くらいであるよ


▲佐敦駅(ジョーダン駅)からも徒歩10分かからずに行けるよ








「中菜軒」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:地下鉄「柯士甸駅」より徒歩4分
住所:香港佐敦廣東道332-338號
営業時間:11:00-15:00、18:00-23:00
定休日:なし
予算:キティー飯128香港ドル(2000円ぐらい)
関連サイト:香港版食べログ(オープンライス)