福島県会津若松市の飯盛山に、木造建築の二重らせん構造を持つ「会津さざえ堂」がある。世界的にも珍しい建築だ。
内部は二重らせん構造の通路によって構成され、階段の無いスロープ状。上り下りですれ違わない一方通行の不思議な構造をしている。
会津さざえ堂は江戸時代の寛政8年、1796年に福島県会津若松市の飯盛山に建立された。正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」。
世界にも珍しい建築様式のため、平成8年に国重要文化財に指定された。
かつては2重らせんのスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで西国三十三観音参りができるといわれていた。
現在はその不思議な建築を体験するために日本全国、海外からも観光客が訪れている。
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福島県猪苗代町1ヶ月住みます会社とは?
猪苗代町の地域おこし協力隊からの依頼を受け、別視点が1ヶ月間会社ごと移住!
猪苗代町を拠点に福島県全域の新たな観光地を発掘する企画だ!
期間:2017年9月12日から10月12日
【登場人物】
別視点代表/国内外巡った珍スポ1000ヶ所超え
別視点副代表/いい写真のためなら手段を選ばない
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世界的にも珍しい会津さざえ堂を体験する
入り口。いままでにいったい何人の人がこのお堂に入ったのだろうか。
大人400円、高校生300円、小中学生200円で入場できる。
“SAZAEDO”外国人観光客も多いため、英語での説明もある。
入り口には、本堂の考案者といわれる郁堂禅師がお出迎えをしてくれる。
まず目に入るのはびっしりと貼られている千社札。
千社札とは神社や仏閣に参拝を行った記念として貼る物で、自分の名前や住所を書き込んだ札のこと。今は千社札を貼るのは禁止なので、ご注意を!
かつてはスロープに沿って、中心部分に西国三十三観音像が安置されていた。このお堂をお参りすることで西国三十三観音参りができるといわれていたのだ。
仏教ってこういうショートカット参りけっこうありますよね。
昔の人は歩くしかないから、簡単には遠方に行けない。仮想体験というか、いまでいうVRとか、時短テクみたいなものなのかも。マニ車も一回まわせば経文を一度読んだ効果と言われてるしね。
最上階は「太鼓橋」といわれる橋となっている。
ここで螺旋状の動線が反転する。
けっこう角度あるわりに階段じゃないから滑るね。
下りは上りの逆方向、反時計回りで降りていくことになる。歩く床は上りの天井部分だ。
結構角度があるので、慎重に歩く。
けっこう角度あるわりに階段じゃないから滑るね。
重要文化財だから、ずっこけて破壊しないように気をつけましょう。
入り口と反対側の出口にでた。
多くの観光客がこのさざえ堂に入っていくのをみたが、誰ひとりすれ違うことは無かった。
多くの観光客がこのさざえ堂に入っていくのをみたが、誰ひとりすれ違うことは無かった。
きしむ床に気遣いながら終始不安定な足場を歩くと、徐々に平衡感覚を失ったような気分になってくる。時間が濃縮されたような色と香りに包まれた、5分ほどの不思議な体験だった。
発案者はダ・ヴィンチか?郁堂禅師か?二重らせんの謎
発案者はダ・ヴィンチか?郁堂禅師か?二重らせんの謎
さざえ堂は、江戸時代後期の東北から関東地方に作られた仏堂。
同名のさざえ堂はここ会津だけでなく、群馬・茨城・埼玉・東京などにもあるが、会津さざえ堂のような奇抜な内部構造ではない。
この不思議な建築の発案者は諸説あるが、大きくは二つ。
一つは、レオナルド・ダ・ヴィンチの発明が巡り巡って日本に伝わったという説。
もう一つは、当時さざえ堂のあった正宗寺の郁堂禅師が二重の紙がより合う夢を見て、それを着想に棟梁の山岸氏と共同で作り上げたという説。
どちらも物証はなく、真相は二重らせんのようにグルグルと回り続けている。
設計については諸説あるようですけど、ダ・ヴィンチ説と郁堂禅師の夢説。どちらも面白い説ですよね。
個人的には郁堂禅師と棟梁が議論しながら作り上げたってのは熱いエピソードだなと思います。
個人的には郁堂禅師と棟梁が議論しながら作り上げたってのは熱いエピソードだなと思います。
2人で話しあって「ここ、こんな風につけたら2重らせんになるんじゃね?」「グッドアイデア、イケるイケる!」みたいに盛りあがる夜もあっただろうね。
そうですね。作り手の情熱とノリを感じる建築ですよね。
あと、こんなに変ですごい仏堂に入ったことは一生忘れませんよね。記憶に残る体験でした。何百年にも渡って入った人を驚かせ続けているなんてすごい仕事したもんです。
三十三観音を巡礼できるようにするというオモテの理由だけじゃなくて、面白い建築を作ってみんなを驚かせたいっていう気持ちもあったと思いますね。
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2017年9月12日~10月12日の1ヶ月間!
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「会津さざえ堂」の情報
オススメ度:★★★☆☆
アクセス:会津若松ICより約15分
住所:福島県会津若松市一箕町八幡弁天下1404
電話番号:0242-22-3163
営業時間:8:15〜日没(4月〜12月)、9:00〜16:00(1月〜3月)
定休日:無休
予算:大人400円、高校生300円、小中学生200円
関連サイト:http://www.sazaedo.com
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猪苗代を起点にして、福島県を掘って掘って掘りまくり、記事を更新しまくる。
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