福島市の「あおき食堂」はキティーちゃんまみれのラーメン屋さんだ。
女将さんがキティーちゃん好きで、ほとんどお客さんからの貰いもの。
地元のおばちゃんたちのカラオケを聴きながら、食べるラーメンは格別だ。
福島市の市街地からちょっと離れた住宅街。
いや、住宅街というより、家が十数軒寄り集まった集落というのが正しいだろうか。
そんな集落にラーメン屋「あおき食堂」があった。一軒屋っぽい外観だけどのれんが出てるのでお店で間違いないだろう。
珍スポ好きの嗅覚を刺激する、建物のオーラ、植木の配置、ゴテゴテした装飾。
内部からはカラオケの歌う声が漏れ聞こえる。なにか匂うぞと入店することにした。
福島県猪苗代町1ヶ月住みます会社とは?
猪苗代町の地域おこし協力隊からの依頼を受け、別視点が1ヶ月間会社ごと移住!
猪苗代町を拠点に福島県全域の新たな観光地を発掘する企画だ!
期間:2017年9月12日から10月12日
【登場人物】
別視点代表/国内外巡った珍スポ1000ヶ所超え
別視点副代表/いい写真のためなら手段を選ばない
猪苗代町の地域おこし協力隊からの依頼を受け、別視点が1ヶ月間会社ごと移住!
猪苗代町を拠点に福島県全域の新たな観光地を発掘する企画だ!
期間:2017年9月12日から10月12日
【登場人物】
別視点代表/国内外巡った珍スポ1000ヶ所超え
別視点副代表/いい写真のためなら手段を選ばない
店内はキティーちゃんまみれだ!
店内もラーメン屋というよりも人んちだ。
キッチンに置かれたちゃぶ台が客席で、何枚か座布団が敷かれている。
驚くべきはキティーちゃんグッズの数。
どこを見渡してもキティーちゃん、キティーちゃん、キティーちゃん。
祭壇のようにチャッカマンをお供えされたキティー明神。
もちろんトイレもキティーちゃん一色だ。
「オシッコ吹ッ飛ばさないでネ」という世界観にそぐわない忠告はキティーちゃんには言わせない。
「あたしがキティーちゃん好きだから、お客さんが持ってきてくれるんのよ!ほとんど貰いもん!」と威勢よく笑うのは女将さん。
お客さんたちからは、あおきのおばちゃんと呼ばれ親しまれている。
▲「なに、この髪?地毛?」とアフロに興味を示してくれた。
奈良出身。ご夫婦でスーパーマーケットに勤めていたところ、転勤になって福島に引っ越した。
スーパーを定年してからこのお店を開いて、今年で23年目になるという。かなりお若くみえるが74歳だそうだ。
「あたしってキティーに似てるでしょ?」と笑うあおきのおばちゃん。「はい、猫顔で可愛いです!」と答えた。
スーパーを定年してからこのお店を開いて、今年で23年目になるという。かなりお若くみえるが74歳だそうだ。
「あたしってキティーに似てるでしょ?」と笑うあおきのおばちゃん。「はい、猫顔で可愛いです!」と答えた。
キティーちゃんに紛れて
・悪い事と気づいたらまずは叱って教えよう
・育てよう未来を育てる若者を
と年の功を感じさせる標語が貼られている。
緊急コール先も病院がずらりと並んでおり、キティーと現実が同居している。
カラオケで女子会に混ぜてもらった!
おばちゃんと会話している間も、ラーメンの注文をしている間も、廊下をへだてた隣の部屋からずっとカラオケの歌声が聞こえている。
ちょっと覗いてみることにした。
地元のレディー4人組が女子会をしていた。月2回ぐらいカラオケをやりにくるグループなんだとか。
「兄ちゃんたち、どこから来たの?」「まあ、座れ座れ」「仕事なにしてんの?」と矢次早に質問が飛び交い、頭を触られ、お菓子をふるまわれた。
「なんかキャバクラみたいですね」と言ったら「んもー!」と叩かれた。
▲マイク置き場の発泡スチロール
流れでまったく知らない演歌をデュエットすることになった。
みなさん歌ってるが古い曲ばかりというわけでもなく、2010年代の演歌が多くて「新譜追っかけてるんだ」と意外な驚きがあった。
歌詞が映されるモニターが左右にあるので、2人とも違う方向を向いてて、なんか男女デュオ感がある。エゴラッピン。
丸1日カラオケ歌って1000円だそうだ。ただし、夜9時まで。
そういえば、お店の向かいの家にこんな張り紙がしてあった。
トイレによく貼ってある「キレイに使っていただきありがとうございます」と同じ論法だ。
ご主人さんがカラオケ司会するぜ!
カラオケを歌っていたら、台所のほうでゴソゴソ音がする。
戻ってみると”あおきのおじちゃん”ことご主人さんがラーメンを運んでいた。御年80才。
「私、生まれが大阪でんねん!」とコテコテの大阪弁をしゃべるあおきのおじちゃん。
「大阪のどこですか?」には「大阪の奈良でんねん!儲かりまっか!」と畳みかける。
我々の1人が大阪生まれ大阪育ちだったので、その旨を伝えたら、この表情になった。
「やべ、ガチが来た」とでも思ったのだろうか。
サービスでモヤシサラダとポテトサラダをたっぷりくれる。
▲珍豚ラーメン 750円
懐かしい味のとんこつラーメン。
この環境でこの味のラーメンを食べていると、まるで実家に帰ったような気分になってくる。
ちょこちょこある眉毛が書かれたキティーちゃんは「眉毛あればもっと可愛くなると思ったんや!」とおじちゃんが付け加えたものだそうだ。
お店の前に立てかけられたキャラ看板もおじちゃんが作ったもの。けっこう可愛くできている。
アンパンマンが持ってる白いのはバイキンマンの背骨だろうか。
一番よく目にしてるはずのキティーちゃんが、他のキャラに比べてちょっと甘い感じがするのだが。
ラーメンを食べ終えたら、マイクを握り、司会を始めるおじちゃん。
食事部屋からもカラオケ部屋をモニタリングしながら、同期して歌うことが出来るようだ。やたらハイテクでライブハウスみたいだ。
一服している我々を「おいで、おいで」と手招きする。
もう1曲歌うことになった。お祭りマンボを熱唱した。
15の夜を熱唱する斎藤さん pic.twitter.com/PJDxksqAnK
— 松澤茂信 (@matsuzawa_s) 2017年10月4日
斎藤くんは「15の夜」を熱唱した。
15の夜、2番目あたりからやたら笑顔で勢いが増したのなんだったの?
いや、誰も尾崎を知らなくて、まさに葬式みたいな雰囲気だったの面白くなってきちゃって。
サイコパス…
帰りぎわに「壁に飾るから写真撮らせて」と写ルンですを構えるおじちゃん。写真を撮るおじちゃんを撮らせてもらってバイバイした。
ちょっとアクセスしづらい場所にあるけど、ちょくちょく通いたくなる温かいラーメン屋だった。
「あおき食堂」の情報
オススメ度:★★★★☆
アクセス:福島駅から車20分ほど
住所:福島県福島市大波水戸内向4-13
電話番号:024-588-1377
営業時間:11時ごろから21時ごろまで
定休日:不明
予算:珍豚ラーメン750円
関連サイト:食べログ
オススメ度:★★★★☆
アクセス:福島駅から車20分ほど
住所:福島県福島市大波水戸内向4-13
電話番号:024-588-1377
営業時間:11時ごろから21時ごろまで
定休日:不明
予算:珍豚ラーメン750円
関連サイト:食べログ
------
「福島県猪苗代町一ヶ月住みます会社」やってるよ!
2017年9月12日~10月12日の1ヶ月間!
観光会社「別視点」は福島県猪苗代町に移住してるよ!!
猪苗代を起点にして、福島県を掘って掘って掘りまくり、記事を更新しまくる。
Deapsにも「あおき食堂」を登録したよ
▲こんな感じでスポットの写真・説明が出てくるよ
▲投稿ページのQRコード
「福島県猪苗代町1ヶ月住みます会社」をスポンサードしてくれてるのは、おでかけSNS「Deaps」。
ディープなスポットがたっぷり載ってる、おでかけ情報アプリ!
猪苗代1ヶ月住みます会社の期間中、Deapsにブログには載せてない小ネタをじゃんじゃん投稿してるよ。アプリダウンロードして見てみてね~。
スポンサード by おでかけSNS「Deaps」