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みはしのあんみつをこよなく愛するライターかとみ。
「スプーンの上にあんこ、いちご、求肥を乗せて、いちご大福を作る」「好きな感情が煮詰まりすぎて、求肥を描く」「1日2回来店する時は、顔バレしないよう変装する」などニッチ過ぎるあるあるを披露しています。


(著者:かとみ





【著者】

かとみ
 (記事一覧 / twitter / サイト「おにノート」

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平日は秘書をしながらマジメな雰囲気を出しています。だいたい甘いもののことを考えています。




私は1人でみはしへあんみつを食べに行くことが多い。1人で行くみはしは良い。思い立った時に、何かの用事がてらに、ささっと立ち寄れるからだ。

しかしソロみはしには難点もある。

あんみつの美味しさを誰とも分かち合えないことだ。ああでもないこうでもないと、ニヤニヤしながらあんみつ論を繰り広げたい。けれど、1人なので出来ない。フラストレーションは溜まる一方だ。

そのせいか、これまで積み重ねてきた気づきや思いが、今にも口からあふれ出そうだ。苦しい。早く誰かに伝えたい。

ということで、今回はあんみつに対する地味な気づきや思いを、ずらずらと箇条書きで放出してみたいと思う。

あるあるのように読んで頂いたり、また、ささやかな情報として何かのご参考になったら嬉しい。





■酸っぱめのキウイに一瞬ひるむ。

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いつも注文した後は「半透明の熟しキウイよ、来い!」とテーブルで祈る。





■ソフトクリームの巻きが特別美しい日がある。


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10回に1回くらいの割合で、お見事なソフトクリームに遭遇する。
ソフトクリーム巻き名人の存在を確実に感じる。





■求肥は残しておいて最後のひと口に回したい。


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大好きな求肥でフィナーレを飾りたい。





■「ソフトクリームが溶け込んだ黒蜜、器の底から無限に湧き出たらいいのにな…。」と思う


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黒蜜とソフトクリームを掛け流しで飲みたい。





■欲張って量を頬張ると、寒天で溺れそうになる。


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弾力のある寒天は食べごたえがあって、ついガツガツいきたくなる。





■スプーンの上にあんこ、いちご、求肥を乗せて、いちご大福を作る。


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あんみつの醍醐味は、具材を好きなように組み合わせ出来るところ。





■あんみつが全体的に艶めかしくテカってる時は、当たり。

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あまりにもセクシーな姿に、色んな角度から写真を撮りまくってしまう。





■栗の盛り付けを観察する。


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中心を取り囲む「キャンプファイヤー配置」、マス目状に互い違いに並べる「オセロ配置」、栗同士が隅で身を寄せ合う「寒がり配置」、栗の渋皮煮にそっくりの巨峰が紛れ込む「モノマネ配置」。

みんな違って、みんないい。





■フォークが付いてくると、お食事感が出て嬉しい。


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ただ夢中で食べるので、結局フォークは使わずに終わる。





■ブドウの皮と種用の小皿が付いてくると嬉しい。


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しかし夢中なので、ブドウの皮も種も食べてしまい、小皿の出番は無い。





■夢中でも、みかんの酸味が口に入るといったん正気に戻る。

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みかんは2つ入っており、二度正気に戻ることが可能だ。

ということは、1杯のあんみつを食べ終えるまでに、三度もあんみつを新鮮に味わえる。みかんは味の復活に欠かせないアイテム。





■トッピングをして、「さぞかし山盛りになってしまうんだろうな。」とワクワクしていたら、別皿で運ばれくるパターンがある。


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実質、量も味も同じなのに、「ああ、そういう形で…。」となる。





■気分によって、牛丼スタイルの日もあれば、牛皿定食スタイルの日もある。

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ソフトクリームはお米の立ち位置でやらせてもらっている。





■好きな感情が煮詰まりすぎて、描く、作る。

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想像で描く求肥の理想像。





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食べに行けないストレスを発散する意味で絵を描いたのに、余計に高まってしまい、仕事が終わった足で走ってみはしへ行った。





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ドリンクカップにあんみつを入れれば、仕事中でもバレずに吸えるんじゃないか?と思って描いた絵。




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概念化したあんみつのブローチ。





■「描いたり作ったりしてる時は楽しいけど、やっぱりあんみつは食べてこそだな。」と思う。




■1回400円のガチャガチャを2回外し、あんみつ1杯分の負けに胃が締め付けられる。


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東京の山手線さんぽというガチャガチャ。6種類のフィギュアの中に、みはしのあんみつが含まれている。これはガチャガチャではない。ギャンブルである。





■あんみつフィギュアの精巧さに驚く。

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おしぼりやお茶のクオリティもすごい!




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飾りたいけど、大切すぎて飾れない。





■店員さんに顔を覚えられるのは恥ずかしい。

こちらの好きな気持ちが全てバレてる状態で、あんみつをガツガツ食べる様子を店員さんに見られるかと思うとどうにかなりそう。





■特に1日に2回来店する時は、顔バレしないように工夫する。
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帽子をかぶったり、メガネをかけたり、オーダーの仕方を変えたり。





■ピンチはチャンス。


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こういう日はお店が空いてて良い。





■あんみつ以外を食べる余裕がない。


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夏はかき氷、冬は粟ぜんざいなど、みはしは魅力的なメニューがたくさんある。
でもどうしても私はあんみつを食べたい。他メニューを食べる余裕がないのだ。
早いところ気持ちに余裕が出来て、あんみつ以外も食べてみたい。





終わりに

今まで胸にしまっていたものを吐き出せてスッキリした。
はじめはあるある形式でまとめようと思っていたのに、いつの間にかあるあるの皮をかぶった私情になってしまった。すみません。

そういえば最近、「記事を読んで、初めてみはしへ行ってきました!」とお声がけを頂くことがあって、とても嬉しい。ありがとうございます。

初めてみはしへ行ったと聞けば、記念すべきファーストあんみつは何にしたのか尋ねずにはいられない。初みはしの話はすごくハァハァする。自分もみはしへ行きたくてたまらなくなる。

初みはしの話でハァハァした私はみはしへ走り、ハァハァしたまま記事を書く。そしてまた読者の方々からみはしの様子を聞く。ハァハァ。以下ループ。
もしかしてこれってものすごい相乗効果が生まれているのではないだろうか。

この調子でたくさんの人がみはしを訪れれば、みはしの店舗が増えるかもしれない。各駅停車の電車でみはしのハシゴも夢じゃない。楽しみだ。

ありがとうございました!



【著者】

かとみ
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平日は秘書をしながらマジメな雰囲気を出しています。だいたい甘いもののことを考えています。