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2018年1月27〜28日にかけて1泊2日で福島別視点ツアーを実施してまいりました。
参加者は、われわれ別視点運営陣と富士急トラベル添乗員あわせて25名。
王道観光スポットから珍スポットまで10箇所をこれでもか!と巡ってきました。
ズバッとレポートしていきます。






【筆者】

斎藤ようへい twitter/instagram

 576NPhx9_400x400別視点副代表。写真狂のデザイナー



2018年1月27〜28日にかけて1泊2日で福島別視点ツアーを実施してまいりました。 
昨年9月に1ヶ月間福島県に滞在し「ここ、みんなで一緒に行きたい!」という場所を厳選しました。
(※「福島県猪苗代町1ヶ月住みます会社」の記事一覧)


参加者は、われわれ別視点運営陣と富士急トラベル添乗員あわせて25名。
王道観光スポットから珍スポットまで10箇所をこれでもか!と巡ってきました。

ズバッとレポートしていきます。




観光・観光・観光!1日目は怒涛の観光ノック


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天気は晴れ。朝7:30の定刻に出発しました。
東京の気温は2℃。それでも充分寒いんですが、福島は白銀の世界。摂氏マイナスの世界へ出発です。




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極寒の福島にそなえ、ホッカイロ4枚貼り、ダウンジャケットonジャンバーと万全すぎる防寒対策で汗だくになってるガイド役の松澤。

基本的にバス移動だったので、そこまで寒さに震えることはありませんでした。




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福島まで貸切バスで3時間。

福島銘菓の「ままどおる」(※)を食べながら、自己紹介。
普段やってることや出身地と合わせて、おもいおもいの「おにぎりの具材最強はなにか?」も発表しました。
シーチキンが総合的に強いという結論でしたが、私は「丸腰のストロングスタイルこそ最強だ」という強い思想を持っておりますので、塩むすび最強説を推します。

(※)ままどおるはスペイン語で「お乳を飲む人」という意味です。




健康のために作った「ラーメンみどり」のグレート


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渋滞もなく、出発からジャスト3時間で最初の目的地「ラーメンみどり」に到着。
頭に雪をかぶり冬化粧した巨大ロボグレート。ガンダムではありません、グレートです。
ちょうど二階建ての建物と同じデカさに、参加者一同びっくり仰天!




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グレート作者であり、ラーメン屋のオーナー緑川さんからメイキングストーリーをうかがいました。
もともと健康維持が目的。階段の上り下り運動をするためにでっかいグレートを作り始めたそうです。

緑川さんはグレート作りだけでなく、六星占術などの占いにも精通しています。
「私のラッキーカラーは赤・ピンク・黄だから、緑は合わないんだよ!」と言っていました。
店がラーメンみどりだし、緑色のフリースまで着ているのに……。




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元気いっぱいの店主と対照的な、ウイスパーボイスの奥さまも味がありました。
帰りぎわ、奥様に「ツアーの記念に……、その旗ちょうだい……」と別視点ツアーの旗をねだられるまさかの展開でしたが、まだ1箇所目なのであげられません。




レトロな食堂「舞木ドライブイン」で昼食

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昼食はレトロ&ボリューム満点な食堂「舞木ドライブイン」でいただきました。
福島県は食事のできるドライブインが多いんです。



おかずの山盛り具合が尋常じゃあありませんが、それ以上にドンブリみそ汁が迫力ありました。




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舞木ドライブイン名物の「ぞうりぱん」もいただき、満腹中枢が振り切れました。




佐藤富士、大噴火!大爆発!


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腹ごしらえをすませ、次に訪れたのが、富士山が好きすぎて自宅庭に12mの富士山を作っちゃった佐藤さん宅。
かるく化粧までしていて気合十分です。




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想像以上に若い女性が大勢訪れたためか、テンションがMAXに。
夏に1ヶ月住みます会社で訪れた時とは別次元の対応です。そしてちょいちょい下ネタを挟んできます。




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「噴火させよう!」と新聞紙を持ち出し、ダッシュする佐藤さん。




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佐藤富士、大噴火!

実はこの佐藤富士、ふもとに焼却炉があって、たき火すると噴火のギミックが隠されてるのです!




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富士山が噴火するとそれに同調して佐藤さんも大爆発。
いきなり「あなた、すごいキレイだね!一緒に写真撮ろう!」と告白です。




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そして、この笑顔。渾身のピースである。




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「車内からでいいから、厚底ブーツを見てくれ!」

お気に入りの白い厚底ブーツに履きかえ、謎のステップで見送ってくれました。
いや〜、佐藤劇場すごかった…。
「この人なら富士山作ってもおかしくないな」と妙な納得感がありました。




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UFO愛に満ち溢れた「UFOふれあい館」


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道の駅「安達智恵子の里」で休憩をして、「UFO ふれあい館」へ。

UFOの目撃情報がやたらとよせられる千貫森。
町おこしに使っちゃえと作られたのがUFOふれあい館です。
一番の特徴は、UFO愛のあるこだわりがこれでもかと詰めこまれてるところです。




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女子トイレのピクトグラム。
スカートの裾が広く、UFOになってますね。




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これはすごいですよ!
展示室の2階は町民いこいの場になってるのですが、畳のヘリがUFO柄です。部屋は名前は「宇宙の間」。
徹底ぶりが気持ちいいです。




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なにかが現れそうな劇的な空。
しばらく眺めてもUFOは目撃できませんでしたが、UFOを想う愛は確実に存在していました。





キティだらけの「あおき食堂」でカラオケパーティー


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日が落ち始めた夕方5時。

次のスポットはキティだらけのラーメン屋「あおき食堂」です。
おかみさんがキティ大好きっ子。お客さんからプレゼントをもらい続けていたら、店中キティだらけになってしまった。




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ご主人と奥さん。とっても仲のいいご夫婦です。
この笑顔、店が埋もれるほどキティグッズをプレゼントされるのもわかりますね。




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この日もツアー参加者から東大限定キティをプレゼントされていました。
また一つ、あおき食堂にキティちゃんが増えました。




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普段はご近所のお母様方が集まり、女子会が開かれているカラオケルーム。
特別に貸切させていただきまして、ワイワイとカラオケ大会をしました。




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▲昨年訪れた時の様子。いつもはこんな感じでカラオケ女子会が開かれてます。


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珍しく若者が大勢訪れたことに感激したご主人。
マイクを握り「こんなところまでいらっしゃってくださり、本当にありがとうございます……。嬉しくて泣いてます……!」と涙のあいさつ。

「えっ、泣いてるんですか」と顔をのぞいたら「見てください、本当に泣いてます!」とこちらをジッと見据えてきてビビりました。泣いてませんでした。




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ひと盛り上がりしてさようなら。
青木ご夫妻いつまでもお元気で!




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バスまでお見送りしてくれたご主人。ここでも涙の挨拶でした(泣いてない)。




怒涛の観光ラッシュを終えて「中ノ沢温泉 磐梯西村屋」へ


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怒涛の観光ラッシュを終え、本日の宿「中ノ沢温泉 磐梯西村屋」へ到着。




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昨年の1ヶ月住みます会社企画でも、2週間滞在させてもらった宿です。
1ヶ月企画でお世話になった猪苗代町地域おこし協力隊の吉井さんも合流し、カンパ〜イ!




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一体何品あるのかわからないほど料理が次々と出てきます。豪勢な食事でした。
福島のけんちん汁は野菜たっぷりでうまい!




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この日は出張で不在でしたが、1ヶ月住みます会社を手伝ってくれた協力隊の國分さんが別視点ツアー用にオモシロ自販機を準備してくれてました。

空港にオモシロ土産自販機を置いたり、「ナゾの言葉付きおみくじ」を西村屋に置いていたり、福島中あちこちに珍自販機を展開してます。

こちらの「別福箱」は5箱5000円という強気な値段設定。
有志5人で挑み、開封の儀をおこないました。
國分さんから「ものすごくいいものを入れておきました」と伝言をもらっていたので、期待が高なります。




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ジャーーーン!!!

中身はこれ!!!なんじゃこりゃーーーー!!!




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ゲームボーイカセット「くにおくんのサッカー」。
ゲームボーイ、もう持ってないよ……。
でも、これは大当たりのほう。




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これ、なんだと思いますか?

福島の飲食店情報の雑誌の切り抜きです!!!ヒドイ!!!ヒドすぎる!!!
これが1000円ですよ、奥さん!!

「まんまとカモにされた!」
「リンチされるから出張いれた!」
と大騒ぎです。

みんなでののしっていたら、だんだんこの酷い中身が逆に面白くなってきて、最終的に濃厚スポットにも負けないインパクトになりました。




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夕食後はかるく宴会をおこない、三々五々、温泉へ。雪見露天風呂を楽しみました。
そして早めの就寝。
明日はなんてったって、早朝からワカサギ釣りがありますから。




スノーモービルで湖の真ん中へ、絶景な「ワカサギ釣り」


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早朝7時30分。

窓に氷の結晶ができるほどの寒さのなか、全面凍結した桧原湖へ出発です。

知ってるけどやったことないアクティビティNo.1、氷上ワカサギ釣りをやるためです。
マイナス10度の寒さが氷の厚さを担保してくれます。心強さを感じます。




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ワカサギ釣りをガイドしてくれるのは、ペンション「BIG BEAR」の小出さん。
ペンション経営者であり、猟師、山岳ガイド、様々なアクティビティのインストラクターをしているスーパー山男です。




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これがワカサギ釣りセット。ミニリールがかわいいです。




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釣りポイントまではスノーモービルで向かいます。
そういえばスノーモービルも初体験のアクティビティでした。




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あっという間に到着!

ワカサギ釣り用の小型トレーラーで釣りをします。
これなら寒さに長時間耐えられますね。




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エサは紅サシ。
ハエの幼虫を食紅で色つけしたものです。




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「よっしゃ〜!!釣るぞー!!」と意気込んで始めたものの、なかなか釣れません。
ただ、ちいさな小屋で糸を垂らしてるだけで、なんだか興奮してきます。




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気分転換に小屋を出ると、穴、開けてました。
穴開けやらしてもらいましたが、なかなか難しかったですね。




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さあ、誰がファーストゲットするのか!




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あ!!




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釣れた〜〜〜!!

1時間たってようやく1匹目!

釣れるとホッとしますね。
釣果は計4匹でした。




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釣りを楽しんだら、スノーモービルに乗ったり、いろんな冬のアクティビティを体験しました。




喜多方ラーメンうまいぜ


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ワカサギ釣りを終えて、喜多方へ。
喜多方といえばラーメン。そう、昼食です。

120軒以上ラーメン屋があり、朝から食べる「朝ラー」の習慣があるほど。
ひとくちに喜多方ラーメンといっても、店によって豚骨、鶏ガラ、魚介類とダシが違って、味や香りもぜんぜん変わります。

それぞれ気になるラーメン屋に向かいました。




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私が選んだのは「まこと食堂」。

ここ、丼に「大当り」と書いてあれば、家庭用ラーメンがもらえるというギミックつき
残念ながら丼に当たりは書かれてませんでしたが、醤油味のサッパリした味わい、柔らかチャーシューがホロホロ溶けて、ラーメン屋としては大当たり!

やっぱり、喜多方ラーメンうまいぜ!!




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食べ比べでラーメン屋を2軒はしごするツワモノもいました。
私は食後のデザートにラーメンソフトクリームを食べました。コショウをかけるんですよ。




赤べこ作りだ!ワイワイ!ワアー!


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腹がふくれたら、赤べこ作り体験です。
看板の女の子がいいですね。「ワイワイ!ワアー!」と楽しそうに赤べこを作っています。




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赤一色のプレーンな赤べこに、白黒の彩色をして、オリジナル赤べこを作ります。




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どんな赤べこにしよう。
センスの見せ所です。

お手本通りにマジメに作るか、可愛くするのか、ウケを狙うか。
悩みながらも着々と色つけをしていきます。




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日本地図柄の牛。黒い点は猪苗代湖だそうです。




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アーティスティックな赤べコ。ストライプがオシャレです。




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なんともカワイイ赤べこちゃん。
お目目がパッチリしてます。丁寧な筆つかいに性格があわられてますね。




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私のはコレ。
う〜〜〜ん、病んでるといわれましたが、どうでしょうか。




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インスタ映えを狙ってハート型に並べました。
それぞれの個性が出てますね〜。

「遠目で見るとやっぱり同じ赤べこだよな〜」と感じ、「どれも同じだな」と漏らしたら、猛烈なブーイングをうけました。人類皆兄弟という趣旨でした。このたびは大変失礼いたしました。

赤べこ作り、みんなでワイワイ!ワアー!と楽しみました。




木造二重らせん構造の世界的珍建築「さざえ堂」


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ツアーのラストを飾るのは、王道観光スポットでありながら世界的珍建築の「さざえ堂」。

内部は二重らせん構造の通路で構成され、階段の無いスロープ状。上り下りですれ違わない一方通行の不思議な構造をしています。
レオナルド・ダ・ヴィンチの発明が巡り巡って日本に伝わったという説もあります。




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スロープを滑らないように慎重に、舐め回すように、ゆっくりと堂内を巡りました。




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さざえ堂からの帰りに、会津名物の粟まんじゅうを食べました。
「人生で一番美味しいまんじゅうだ!!」と感激する参加者の姿も。




最高の仲間、最高の場所、最高のバス、この旅が最高でない理由がありますか?


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バスツアー恒例のビンゴ大会もおこない、一泊二日にわたる福島別視点ツアーは終了。
10箇所のスポットをほぼノンストップで巡りたおしました。




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このツアー、主催側の私たちも参加者の皆さんと同じように楽しませていただきました。
昨年1ヶ月間滞在していた福島も、みんなで巡るとこうも楽しく、また、違った視点で見ることができるのだと再確認しました。

観光地の歴史や情報は誰と行っても変わりませんが、誰と行くかで見方や意味が変わってくることもあります。
自分だけでは気付かないところも、一緒にいる誰かが気づく。その視点を共有する。これがツアーの価値の一つだと思っています。

参加者の皆さま、各施設の皆さま、最高のツアーをありがとうございました!!




参加者の方々のリアルタイムなつぶやき


参加者のみなさんの感想、つぶやきはtogetterにまとめましたー!

【コチラ】「2017年1月「1泊2日福島別視点ツアー」の参加者感想」





【筆者】

斎藤ようへい twitter/instagram

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