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先週末、3月27日(日)に「絶対にすべらない便所サンダル大試乗ツアー」をやりました!
イベント内容をレポートします!




先週末、3月27日(日)に「絶対にすべらない便所サンダル大試乗ツアー」をやりました!

ガイドに立っていただいたのは、便所サンダル専門通販サイト「ベンサン.JP」の店長にして、日本屈指の便所サンダルコレクターである飯田さん。
ちょうどツアー2日前に、「タモリ倶楽部」の便所サンダル特集でゲスト出演していた、こってり旬の人である。



タモリ倶楽部効果で、発送作業が山積している状況でのツアーだったので、「自分の首を絞めている状態」だったようです笑


ツアーと言っても、別視点サロン内でのイベントだったので、お客さまには特製パンフレットのほかにドリンクとお茶菓子をお出ししました。
人形町名物の、普通の人形焼きだったんですが「・・・怖い」とおっしゃるお客さまもいましたね。生首だと思われたのかも。



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まず、飯田店長による90分間の「便所サンダル講座」をみっちり受講する。

おもなトピックは
●国産の便所サンダルは町にほとんど売ってない
●「不良在庫」という概念が希薄な、昔ながらの履物屋を狙え!
●便所サンダル日本三大メーカー、森川ゴム工業所・丸中工業所・ニシベケミカルについて
●なぜ、レアカラー、レアな型の便所サンダルが生まれしまうのか
●ニシベケミカル社の便サンは、裏がスゴイ といったところ。

事前の打ち合わせで「便所サンダルの話しだけで90分もちますか?」と尋ねたさいに 「いえ、90分じゃ足りないぐらいです」と断言してされただけはある、ものすごい情報量。
便所サンダルをとおして、はからずも製造メーカーの思惑、流通業の仕組みまで学べる内容であった。 ネットには書きづらい便所サンダル業界の裏側のお話しも、たっぷりとうかがった。



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スライドだけでなく、本物を見せながら、その魅力を語る。
手にしてるのは、超レアもので入手がほぼ不可能とされていたニシベケミカル社のグリーンダンヒル。 それもそのはず、もともとは、く○寿司のバックヤード用だったものだそうだ。
ほうぼう手をつくして、ニシベケミカル社から大量入手に成功したのだとか。



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「抗菌シールが貼られているのはレアの証。
履物屋を探すときの基準にしてみてください」とのことだ。



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飯田店長の熱弁を聞いてるうちに、どんどん便所サンダルが欲しくなってくる。
彼が弁舌をふるう対象が、ラッセンの60万円するイルカの絵だとか、マルチ商法の会員権だとかじゃなくてよかった。
まるめこまれている気がする。



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中敷きにベロア素材のようなものを敷いた、珍しい便サンを会場にまわす。
参加者の便サンをなでる手つきにも、熱がこもっている。



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便サン所有欲が最高潮にたかまったところで、いよいよ『大試乗タイム』だ。
段ボール3箱分にもおよぶ便所サンダルを1つ1つ説明していき、畳みにならべていく。



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なかには製造ラインの染料を色がえするときにしか生まれない、マーブル模様の便所サンダルなどもあった。



大量の便所サンダルを前に、撮影タイム。



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そして、全員がつぎつぎに試乗していく。
「ぜんぜん履き心地が違う!!」 「私の足のためにあるようなベンサン!」 などと、興奮の声があがる試乗会場。
全員、お気に入りの子が見つかったところで、告白タイムだ。



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1人ずつ意中の子(便所サンダル)を指名していき、かぶった場合は「ちょっと待った!」コール。
じゃんけんで所有者を決めるというルールだ。
もっとも人気の集中した子は、4人もの告白が重なった。



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すべてのカップリングが終えたところで、集合写真。
みんな、優しく恋人を抱くように、笑みを浮かべながら便所サンダルを抱えていた。




上記ツイートの彼は、レアな子を狙って、告白に3連敗したものの、最終的には 「レアがどうとかいうより、自分に合う子が一番いいと気づきました」 と見た目は地味だけど、もっとも自分が履きやすいと感じたものをゲットして大満足だったようだ。


【ガイド】 飯田正勝[ベンサン.JP店長] (twitter

【撮影】 齋藤洋平(instagram