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タイ・バンコクには死をテーマにした「デスカフェ」があるよ。
母胎に揺られたり、老化したり、入棺したり……。
人生を体験して、死についてかんがよう。



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タイ・バンコクに死をテーマにしたカフェ
「Kid Mai Death Awareness Cafe(キッドマイ デス アウェアネスカフェ)」
があるよ。

黒を基調にしたシックな作り。
オープンスペースにあるから「死のカフェ」とは言っても爽やかな雰囲気だ。



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いろんな言語で「死」と描かれた壁。



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ガイコツと2ショット撮影できるソファーも完備してるよ。



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カフェは10時~19時だが死は24時間営業。いつ死んでもおかしくない。



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「誕生」「老い」「苦痛」「死」と名前のついた特殊ドリンクもある。



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左の黒いのが「死」で、右の赤いのが「苦痛」。
生クリームやチョコ、オレオがふんだんに盛られ、甘くておいしい。
ときに死は甘美なものだ。



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古代ギリシアの哲学者、科学者をバックに山盛りフラペチーノをすする。
死をかんがえるにうってつけの状況だ。



死を体験しよう


デスカフェには体験コーナーがいろいろあるよ。


■母胎に揺られる『誕生』

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『誕生』と名付けられたコーナー。
子宮をモチーフにした赤い小部屋にハンモックが吊るされている。



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ゆらゆら揺られ、母胎にいたあの頃を思いだそう。
ちなみに床はコンクリート。ビーズクッションがいくつか置かれているけれど、かなりスキマがあるし、ビーズもわりとこぼれ出てる。
ハンモックはけっこう高さがあるので、うっかり落ちないように気をつけよう。
かんがえるよりも早く、死を実践してしまうぞ。






■体が重くなり、目が見えにくく『老い』

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生まれて老いるのが、人の性。
お次は老化体験だ。



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スタッフさんに「やってみたい」と伝えると、ノリノリで重りを装着してくれる。



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腕、足、胴体に重りをつけて、濁ったサングラスをかければ老人の完成だ。



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色とりどりの錠剤。
「この薬、何色でしょうクイズ」が出題される。



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濁ったサングラスをかけてると、細かい色の違いがぜんぜん分からない。



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老人状態で階段を上がったり、細い道をくねくね歩いたりする。
視界が劣悪なので、よちよち歩かざるをえない。



■生きてれば当然こういうこともある「逮捕」

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大人になったら逮捕されるよね。



■そして、死『入棺』

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そして、最後はかならず死ぬ。

体験コーナーも充実してて、なかなか面白いカフェですよ!





「Kid Mai Death Awareness Cafe」の情報

オススメ度:★★★★☆
アクセス:地下鉄「Ari駅」から徒歩3分
住所:1191 Phahonyothin Rd, Khwaeng Samsen Nai, Khet Phaya Thai, Krung Thep Maha Nakhon 10400 タイ
営業時間:10:00~19:00
定休日:特になし
予算:ドリンク200~300円ほど
関連サイト:Kid Mai 公式サイト